閑話 佐奈田のマル秘メモ 〜曲木桜 編〜
ついに美花ちゃんの妹であり、叶君の大事な人である桜ちゃんをまとめることになったか。
彼女についても書くことたくさんあるのよね。
あと、今日まとめる人物はこの子で終わりにしようかな。
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名前:曲木 桜 (まがりぎ さくら)
通称:委員長(旧:瓶底眼鏡委員長)
身長:154.5cm
体重40.6kg
胸の大きさ:Dカップ(急激に成長中であり、すぐに変動する可能性大)
年齢:14歳
誕生日:6月10日
血液型:O型
趣味・好きなもの:成上 叶/甘味
口癖:かにゃた(照れたりすると一部言葉が歪む)
頭の良さ:うちの学校の中等部で万年学年1位
<<説明>>
うちの学校の中等部の学年一位にずっと居座っており、さらに中等部の生徒会委員長を務めている絵に描いたような優等生。
さらに美花ちゃんの妹であるがため同じく社長令嬢であり、とんでもないほどの美少女である。運動は苦手らしいけどそこは愛嬌。
一見すると「完璧」という2文字が浮かんでくるけれど、周囲からは甘えん坊というイメージの方が強いようだ(本人は否定してるけど、流石に検証するまでもなく彼女は甘えん坊であると私からも言える)。美花ちゃんに比べて顔立ちも少し幼いし(美花ちゃんみたいにストレートではなく、二つ結びにしてるのも大きいかも)。
ついでに体型もパーフェクト。曲木家の姉妹はどうやら何もしなくても勝手にモデル体型になるらしい。
中学生のくせにもうDカップもあり、美花ちゃんの見立てなら高校生の間にF、いや、それ以上行くかもしれないとのこと。
顔はロリなのに巨乳で生徒会委員長で学年一位……!
曲木家と成上家はキャラが濃くなきゃいけないという決まりでもあるのだろうか。
今でこそ中等部で美少女ランキング1位を堂々と獲得している桜ちゃんだけれど、昔はそんなことなかった。
そう、プロフィールにも書かれているように昔は絵に描いたような瓶底眼鏡をかけていたから。
美少女であることは多くの人が知っていたけれど、それでも知らない人の方が多く美少女ランキングの方に投票されなかったらしい(それでもいつも5位以内には入ってたようだけど)。
瓶底眼鏡をかけていた理由。
それは単に目が悪いということではなく、もはや盲目といっても差し支えないレベルで目が見えなかったからである。障害者手帳まで発行されていた。
目が見えなくなった理由は、3歳の頃に両目に強い衝撃を帯びたため。そこから14歳の後半までずっと本来ならばほぼ目が見えていない状態だった。
盲目なら普通は眼鏡をかけても見えないが、成上家のお父さんが幹部を務めている世界的研究組織で開発された特殊なレンズにより、両目の合計視力が0.07まで上げられていた。
無論メガネには膨大なお金がかかったらしいけど、まあそこは社長令嬢なので。
それでもやはり目が悪すぎることには変わらないので、誰かの腕を掴んで登下校したり、滅多にないようだったが一人で出歩く際は杖を持っていったりしたらしい。
その腕を掴まれる役割を一番したのが桜ちゃんのナイトこと、叶君。
叶君曰く3歳の頃自分の目の前で桜ちゃんの目が見えなくなったため、守れなかったことに負い目を感じてそれからずっと登下校の際は付き添っていたのだとか。
(また目が見えなくて犯罪に巻き込まれそうなほど美少女な桜ちゃんを守ることも同時に兼ねていたらしく、桜ちゃんが性犯罪の被害にあったことはない)。
そのため、まだお付き合いをしていない頃でも、叶君の腕を桜ちゃんが両手でしっかりと抱きつくように持って歩いているとこがほぼ毎日見かけられたし、私も頻繁に目撃した(なお、叶君が休まなきゃいけなかったりした日は美花ちゃんがやってた模様)。
その様子はメディアに目をつけられ、ドキュメント番組になり、世間に大きな話題を呼んだほど。
新聞はもちろん、本になったりもした。
ちなみに叶君が芸能界に引き込まれないように、私が父に根回しを頼んだりしたの。美花ちゃんとあゆちゃんから頼まれてね。
とまあ、これだけのことされれば桜ちゃん、叶君に惚れないはずがなく、頻繁に俗に言う『わかりやすいツンデレ』のような会話が繰り広げられていた。
あとだんだんとそのしがみついている腕も、抱きついているように密着していっていたと美花ちゃんは語っている。
叶君は気がつかないふりでもしてたのかな。両思いだって言うのは誰から見てもすぐにわかったんだけど。
桜ちゃんが学年一位をキープし続けたのも、世紀的大天才である叶君に少しでも追いつきたいから(一緒に居たいから)。生徒会に入って委員長をしているのもそのため。
でも逆に叶君からは無理をしすぎたと言われ、ずっと心配されていた。
ちなみに桜ちゃんは極度の甘党だけど、そうなった理由は勉強のしすぎにある。
何かの媒体で甘いものが脳にいいと知った桜ちゃんは甘いものを頻繁に口にするようになり、いつしか甘党になっていたのだとか。
ひどい時は市販の炭酸をジョッキに注ぎ、そこに蜂蜜などをたっぷり入れて流し込んでいたのだとか。
……叶君は多分、めちゃくちゃ心配しただろうなぁ。




