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第二百九十六話 カルアちゃんの訪問 6日目 前半

 俺たちは起きた。

 今日は6日目。どんなことして遊ぼうかな?

 そう考えながら、朝食ができたからみんなをメッセージで呼んだ。

 すぐにみんな、来てくれる。



「なあ、アリム…。我…今日の朝にもう、宿へ帰ろうと思うのだ。そろそろ金稼ぎしないとな」



 ローズがそう言いだした。

 まあ…それは仕方ない。



「わかったよ、ローズ」

「ローズちゃん…!」

「カルア姫様…リロ殿、ミュリ殿、また会えるのだろうか?」

「はい、メッセージさえ貰えれば! いつでも…というワケにはいきませんけど」

「姫様に同じくです!」

「またね! ローズちゃん!」



 朝食を食べ終わり、さっそく出て行くというローズを俺達は見送った。



「じゃあ…世話になったな」

「うん、また近いうちに来てね。はい、これ、お弁当」

「悪いな。……じゃあな」



 ローズは手を振りながら去っていった。

 …まあ、別にすぐ会えると思うけどね。





 その後、俺達は俺とミカの部屋に集まった。



「…さて、今日はなにする?」

「そうですね……。お姉様方は?」



 今日、したいことを話し合っているんだけど……なんかね、どうしても嫌な予感するんだよね。

 なんなんだろう…初めてほっぺプニプニ、何時間もされた時みたいなこの感覚……はっ、まさか!?



「アリムちゃんで遊びたいなー! ほっぺとか触らせてよー」

「あ、私も同感です!」



 リロさんの意見にミュリさんが便乗。



「みんなでいじれば楽しいよね、きっと」



 ミカも賛同。



「では、決まりということで!」


 

 そしてカルアちゃんが可決する…。

 俺の意思は関係ないのか…。



_______

_____

___




「じゃーん!」



 ミカはそう、誇らしげにみんなに言った。

 俺は今、ミカにだいぶ強く抱きしめられて、身動き取れない状態です。



「さあ、皆さん。この娘を好きにしていいですよ!」


 

 ミカはそう言った。

 俺に幻術と念術を併用して、いつの間にか後ろに回り込んでいきなり抱きついてくるんだもん。

 まあ、拘束する為だと思うけど。



「ミカちゃん…アリムちゃん、逃げない? 嫌がってない?」

「嫌がってたら、もうとっくに自力で脱出してますよ」

「た、たしかにそうですね!」



 というわけで、みんなで俺をこの態勢のままいじることに決まったようだ。

 なんで俺が自力で脱出しようとしないか、それは________別に、言うほど嫌じゃないからだよ。


 あ、これ、男の人達だったら絶対嫌だからね。

 弟である叶とかならまだ良いんだけど、他はダメだよー。翔ですらね。

 だってねぇ…? 拘束されてる女の子を男の人が囲んで触るとか…無いわ。



「じゃあ…ほっぺた」



 その言葉とともに、3人は俺のほっぺたをプニプニする。みんなよく俺のほっぺ触るけど、感触…どんなもんなんだろうか? 自分で自分を触ってもわからないしな…。



「はぁ……癒される……」

「あ…アリムちゃんのほっぺた…! 美貌で世間で話題になってますが、アリムちゃんの一番の魅力はこの肌の異常な柔らかさと滑らかさだと思うんです」

「同感です!」



 まあ、この程度だったらいつもされてることだし問題はない。

 でも少し、プニプニされる時間が長かった。

 えーっと…そう、30分ずっとされてたね。



「ふぅ…楽しかったです! これが天国」

「次は…? アリムのどこをどうします?」

「……ミカちゃん、よろしければ、そこを代わってほしいです」



 カルアちゃんがそう言った。

 ミカの場所を代わってほしい…つまり、そういうことだ。



「いいよ」

「ありがとうございます!」



 ミカはすんなり俺から抱きつくのをやめた。

 その代わりにカルアちゃんがやってきて、俺は抱きつかれて拘束される。

 まあ…レベルが全然違うし、すぐに抜け出す事も出来るんだけど、面白いからこのままでいいや。



「ミカちゃん、アリムちゃんに触れる上で、ほっぺた以外にオススメの場所は?」

「胸です」

「……それは流石に控えるとして…他には?」

「あとはどこ触ってもすごく柔らかいですよ」



 と、ミカは俺の専門家を気取っている。

 その後、俺はめちゃくちゃにされた……。


 カルアちゃんが俺を拘束する番が終わったら、次はミュリさんとなった。

 正直…ミカとカルアちゃんよりも胸が…。

 いや、全くないわけじゃないんだけどさ…。

 いい加減、このネタでいじるのも可哀想になってきたけど、本当の事だし仕方ない。


 最後のリロさんはノーコメントで。

 あの人にはあと10年成長しても勝てそうにない。あらためてそう悟った。



「あー、楽しかったね!」

「そうですね…! やっぱりアリムちゃんは癒しです!」

「ついついいじり過ぎちゃいますよね」

【良かったね、有夢。たくさん抱っこしてもらって】



 とてつもなく弄られ、そしてお昼ご飯時となった。

 俺はやっと解放されるけれど、また4人で午後はアリムでどう遊ぶかの話し合いをしてるところをみると…。


アリムちゃんがハーレム状態ですよ(違う)

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