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第二百九十二話 叶、考える-3 前編 (叶・桜)

「じゃあソファにでも座ってゆっくり。桜はこの紙にステータス書いてね」

「うん」



 部屋に戻った二人はソファに座りながらステータスを見始めた。


--------------------------------------------


-ステータス-


name:カナタ


Level:222


EXP:6304600


HP :10900/10900 (100)

MP :14600/14600 (1800+300)


A(攻撃力):7100 (650+1100)

C(器用度):6465 (1000+110)

D(防御力):5450 (100)

W(魔法力):5450(+100)

S(素早さ):8850 (2400+1100)


STP: 47950



-スキル-


SK1)



[A(X):雷術・極]Lv MAX

[A(X):水術・極]Lv MAX

[A(X):風術・極]Lv MAX

[E(X):火術]Lv - [E(X):氷術]Lv -

[E(X):土術]Lv -

[A(X):念術・極]Lv MAX

[E(X):幻術]Lv -

[E(X):癒術]Lv -

[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -


SK2)


[剣技★]Lv - [体技★]Lv 3

[槍の豪★★★]Lv MAX

[弓技★]Lv -

[料理★]Lv MAX

[解体★]Lv MAX

[大隠密★★★]Lv MAX

[大探知★★★]Lv MAX

[スパーシ・オペラティオン★★★★★]Lv MAX


SKP: 48220


称号: [ノーレッジ][異世界からの招来者]

   [勝利者フィムブチュール][疾駆する者]

   [神人][モンスタージェノサイダー][亜種キラー]

   [神速成長]


印: -


--------------------------------------------

--------------------------------------------


-ステータス-


name:サクラ


Level:222


EXP:6304600


HP :10900/10900 (100)

MP :15100/15100 (1400+1600)


A(攻撃力):5805 (350+100)

C(器用度):5950 (500+100)

D(防御力):5450 (100)

W(魔法力):8650 (2100+1300)

S(素早さ):6950 (1500+100)


STP:47950



-スキル-


SK1)


[S:完全回復絶対魔法の秘術]Lv MAX

[A(X):木術・極]Lv MAX

[A(X):水術・極]Lv MAX

[A(X):土術・極]Lv MAX

[E(X):風術]Lv - [E(X):火術]Lv -

[E(X):岩術]Lv -

[E(X):氷術]Lv -

[E(X):念術]Lv -

[A(X):癒術・極]Lv MAX

[A(X):強化術・極]Lv MAX

[E(X):弱化術]Lv -

[A(X):解異常術・極]Lv MAX


SK2)


[剣の豪★★★]Lv MAX

[槍技★]Lv - [体技★]Lv 2

[弓技★]Lv -

[料理★]Lv 3

[解体★]Lv 2

[大隠密★★★]Lv MAX

[大探知★★★]Lv MAX

[大透視★★★★] Lv -

[エブリングリーメ★★★★★]Lv MAX


SKP:46840


称号: [ノーレッジ][異世界からの招来者]

   [豊穣者ヴァナディース][豊饒となる者]

   [魅了の才][神人][モンスタージェノサイダー]

   [神速成長]


印: -


--------------------------------------------




「あれ…? ステータスって数日ほっといたらこうなるもんなの?」

「さ…さぁ…よくわかんないけど…でもこれってSSSランクの冒険者さん達並みじゃないの?」

「いや…SKPとSTPが称号のおかげでそれ以上…」

「うわぁ…」



 しばらく二人はそのステータスを見ながら呆然としていた。あまりに前回、ステータスを見た時より上がっていたからだ。

 サクラは完全回復絶対魔法の秘術を習得する際、下の方のステータス画面しか見てなかった。



「で…これどうする?」

「どうするったって…ポイントを割り振ったり合成したりすれば良いんだよ…」

「そうよね…」



 カナタはマジックバックからサクラとのデート(仮)中に買っていた、スキル合成の辞典のような物を取り出した。

 


「じゃあ…こういうの見ながら考えていこっか」

「うん」



 カナタはまず、自分のSKPを割り振る事にした。

 彼の頭の中ではすでに大方のSKPの割り振りは決めていた。47950のSKP…カナタはこれを20000ずつ攻撃と素早さに割り振った。 

 攻撃にはキリをよくするためにもう50だけ振った。

 迷う必要はなかった…特に素早さは。


 のこり7900。

 このうち900をMPに割り振る。そして素早さに2000追加、2000を器用に。

 のこり3000を1000ずつ、今回割り振っていないそれぞれのステータスに振った。



「桜…なんか割り振ることに意見ある?」

「そうね…MPはもう要らないかな? 攻撃はもう少し上げてほしい。基本は魔力と素早さ中心で」

「おっけー」



 今度はサクラのSTPの割り振りを考える。

 カナタの中では魔力に20000のSTPを割り振ることはほぼ決定していた。

 攻撃に欲しいと言われたので、とりあえず5050。

 素早さには10000。


 のこりは12900…2900をMPに割り振り、HPと防御には自分と同じように1000ずつ。器用には応用が利くので2000。

 あとの残りは魔力、攻撃、素早さに再度2000ずつ割り振ってもらった。



「これで良し…と。次はSKPなんだけど…今あるスキル全部を進化させつつ限界まで割り振ったり、合成しても消えない(X)のスキルを限界までしても全然残るんだけど…」

「そんなのいつの間に計算したのよ」

「さっき。まあ、とにかくこれも考えないと…あ、それはそうと、そろそろ鑑定ってスキルも覚えないとね」



 カナタは例の謎の、カラスが2匹描かれている箱(鍵箱)を取り出し、ジッと見つめ出した。



「叶…何やってんの? スキルは?」

「まぁ…いいから、桜もこれを『知りたい』って思いながら見つめて…」

「えっ…? うん…わかった」



 カナタの事だろうから、何か考えがあるのだろうとサクラは疑うことなくその指示に従った。

 見つめてから3分後、二人とも『鑑定』のスキルを取得した。



「ふう。これで次の周回からだいぶ楽になるはず」

「よくこんなの習得できるってわかったわね…」

「まあね。鑑定のスキルがある事は知ってたから……何か珍しそうな物を見つめれば習得できるかなーって」

「な…なるほど」

「じゃあ…そろそろSKPを割り振ろう」



 カナタはSKPの割り振りを開始した。


 まずは自分の習得していない(X)とつくスキルを習得。

 それから全てのスキルを進化できるだけ進化させ、限界まで割り振り、計10180のSKPを消費した。


 闇術を習得した際、はしゃぎ、そのはしゃいでるカナタを止めるのにサクラが苦労したというのはまた別の話。


 次にサクラのスキルも同様に割り振ってもらい、サクラは計9960のSKPを消費した。


 また、鑑定が鑑定名人に進化した際に出現した5つのスキルを鑑定名人と合成し(カナタが思いついた)、鑑定王を習得した。



「桜は透視しながら鑑定ってできるのかな? そうだな……ここからお風呂の石鹸を鑑定してみて?」

「うん…えーっと…あ、できるみたい!」

「そっかぁ…中々便利だね。それはそうとそろそろ合成も考えなきゃ」



 そう言いながら、カナタはペラペラとスキルの事が書かれている本をめくった。

 サクラもそれを覗き込む。



「あっ…! こんな便利なのあっんだ…」

「んー? どんなの?」

「ほらこれ、剛腕とか俊敏とか」

「これ全部作る?」

「うん」



 二人はそれぞれ、剛腕、器用、強固、賢明、俊敏を作り習得した。また、進化させて大剛腕等にもした。



「叶、この5つ全部合成したらなんか出来ないかな?」

「うーん…できるんだけど、ちょっと待って欲しい。これに使うから」



 カナタは合成時点の最終巻の最後のページを開き、そう言った。

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