表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
第十章 それぞれの生活
262/1307

第二百五十一話 リルのステータス (翔)

 リルが冒険者登録してから4日が過ぎた。

 リルはゴブリンを狩りまくり、その魔核を提出する事でDランクの冒険者となった。

 Dランクってやっぱり、成れるまで早いんだな。


 そろそろ、計画していた、部屋を借りるという計画が現実的なものになってきてるし。

 

 二人で多数討伐する仕事をすると、一気に数千ベル稼げるのが良い。

 金を大分得た。

 ちなみに今のところ宿には、2日前から1週間伸ばすようにお願いしたため、あと4日は宿に入る事になるな。


 服もそれなりに揃えたし。

 ……しかし、やっぱり女物の服の露出が気になる。

 まあ仕方ない。それは文化が違うものとして割り切ろう。

 なに、目に毒(良薬)だという以外、害はないんだ。


 なお、金はリルに自由に使えるように、受け取った報酬の1~2割を渡したりしてる。

 リルは要らないと頑なに断っが……正直、俺は女物の下着とかを買うのはこりごりなんだ。

 口には出さなかったが、恥ずかしいのなんのって…。

 その旨をリルに伝えると、謝りながら、金を渡す事に納得してくれた。


 あとそれと、武器は今の所、俺は無し、リルは鉄の斧。

 最近、俺もそろそろ近接武器が必要なんじゃねーかと考えてきている。

 リルが戦っている最中は俺が魔法を放てないからだ。

 しかし、買うのもちょっとな……と、考えていた時、とある本屋で『スキル合成について』という本を上中下巻セットで見つけた。

 スキル合成のレシピが書いてあったぜ。

 2000ベルしたが…おもわず買っちまったな。


 それによると、剣技と魔法の術を合わせるだけで、特定の剣を一時的に生み出す事ができるらしいから、それに、頼る事にしてみる。

 次にステータスを整理した時にな。


 また、リルは冒険者登録当日とこの3日間の間に6200の経験値を得てレベルが20となっており、自身の急激な成長と、俺の称号の効果に驚いていた。

 なお、話を聞く限りでは、スキルポイントの方は俺の称号の恩恵は受けねーみてーだな。


 一方、俺は前にステータスを調節した時より経験値が9650増えており、レベルが36になった。

 今から、まずはリルのステータスを割り振ろうと思う。



「と、いうわけで、リル。朝っぱらだが、今日はステータスを割り振ろうと思う」

「わかったよ御主人!」

「ちなみに、今日は仕事に行かずにずっと、ステータスのことを考えるぞ」

「ええっ!? ステータスなんてパッパッと決めるものじゃないのかい?」

「いや、ステータスをキチンと管理してこそ、強くなれるんだと俺は思ってる」

「そ、そうなのかな…? 御主人がそう言うなら、私はそれに従うよ」



 リルの了解を得たところで、俺は紙と鉛筆を渡した。



「じゃあ、これにステータスをそのまま書き写してくれ」

「ん、わかった」



 20分後、リルは俺に紙を返してきた。

 …うむ、少し読みにくい字だが、読めないことはない。

 


--------------------------------------------


-ステータス-


name:リル・フエン

(奴隷主:ショー)


Level : 20


EXP:6200


HP :200/200

MP :160/160


A(攻撃力):120

C(器用度):100

D(防御力):100

W(魔法力):80

S(素早さ):120


STP:200



-スキル-


SK1)


[E(X):火術]Lv - [E(X):水術]Lv -

[E(X):風術]Lv - [E(X):土術]Lv -

[E(X):念術]Lv - [E(X):癒術]Lv -

[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -


SK2)


[剣技★]Lv - [体技★]Lv 1

[槍技★]Lv - [弓技★]Lv -

[斧術★]Lv 2 [解体★]Lv 1

[探知★]Lv 1 [伐採★]Lv 2

[料理★]Lv 1 [裁縫★]Lv 1

[木材加工★]Lv 1 [農業★]Lv 1

[採取★]Lv 2 [隠密★]Lv 3


SKP:200


称号:[被虐者][耐え忍ぶ者][異物喰らい]

印: -


--------------------------------------------



 SK2が多いな。いい事か? 隠密だけやけにレベルが高いが……。

 それと称号の被虐者と耐え忍ぶ者、さらには異物喰らい……これだけで…リルの全てを物語ってるようなもんだな。



「どうしたの? 御主人。私のステータス、何かおかしかったかな?」

「いや…問題はねーぜ…」

「そうかい」



 さて、割り振りをどうするかだが…。

 それにしても、どうやら獣人ってのは人族より幾つかのステータスが高くなるようになってるみてーだな。

 しかし…逆に低くなってるのもある。


 みたところ、攻撃4素早さが2割増し、魔法力やMPが2割減だな。

 となりゃ、魔法を育てるのは長所を生かせてない事になる。

 STPをHP・攻撃・防御・素早さに50ずつ振るのはほぼ、決まったようなもんだろ。


 SKPは…どうすりゃいいだろうか。

 俺の奴隷として、俺にとっていかに役立つかを考えて振るべきか、それとも、リルを一個人として独立してもやっていけるように振るべきか。

 個人的に後者のほうがいい。

 でも、リルは前者の方が良いっつーんだろうな。


 だとすれば、だ。

 どっちにも役立つのが1番良いかもしれねーな。

 ここはとりあえず……解体と探知にSKPを割り振って……残りは斧術だな。


 俺はリルに、そう提案してみた。



「わかった、その通りにするよ御主人! でも、案外早く決まったね。1時間もかかってないよ?」

「はは、そうだったな。でもやっぱり今日は仕事に行かずに休みにしよう。たまには休みにする事も大切だからな…。あ、割り振り終わったら、この紙に追記してくれよ」

「了解したよ、御主人!」



 俺はまた、渡された紙を見る。

 ……どうやら、斧術がMAXになり、進化できるようだ。


 リル曰く、必要な魔核はDランク3個だとか。

 Eランク30個でも良いらしいから、それで済まさせた。

 これで、リルの斧術が斧の道というスキルになったぜ。


 まあ、残りのSKPじゃ、一つ段階を上げるのに届かなかったみてーだがな。


 探知も進化できるみてーだったが、今回は保留にしておいたぜ。


リルのステータスです。斧術MAXにより、攻撃が10。

探知により素早が10、解体により器用が5上がってます。

 


----------------------------------------------


-ステータス-


name:リル・フエン

(奴隷主:ショー)


Level : 20


EXP:6200


HP :300/300 (50)

MP :160/160


A(攻撃力):175 (50+5)

C(器用度):115 (+15)

D(防御力):150 (50)

W(魔法力):80

S(素早さ):170 (50)


STP:0



-スキル-


SK1)


[E(X):火術]Lv - [E(X):水術]Lv -

[E(X):風術]Lv - [E(X):土術]Lv -

[E(X):念術]Lv - [E(X):癒術]Lv -

[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -


SK2)


[剣技★]Lv - [体技★]Lv 1

[槍技★]Lv - [弓技★]Lv -

[斧の道★★]Lv 0

[解体★]Lv MAX

[探知★]Lv MAX

[伐採★]Lv 2

[料理★]Lv 1 [裁縫★]Lv 1

[木材加工★]Lv 1 [農業★]Lv 1

[採取★]Lv 2 [隠密★]Lv 3


SKP:0


称号:[被虐者][耐え忍ぶ者][異物喰らい]

印: -


--------------------------------------------


探知に必要なSKPは50。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ