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第二百五話 ここはどこだ? (翔)

(………!)



 俺は死を覚悟したが、地面とぶつかる寸前に身体が淡い光に包まれ、空中で一時停止した。

 

 とりあえず、俺は助かったのか…?

 

 ヤバイ、マジで今どうなってるのかさっぱりわかんねー。

 あの魔法陣みたいな物はなんだったんだ?

 俺と…叶君と桜ちゃんはなんでこんなところに…。



「そうだっ! あの2人は!?」


 

 思わず叫んじまったが…。

 地面と衝突して死んでるっていうのは…多分、大丈夫だろうな。

 なんとなくだが、この光があの子達にも出たと思う。

 とりあえずは…あの子達がとんでいった方向に行ってみるしかねーかな、こりゃ。


 俺は地面に伏せていた身体を立たせ、あたりを見渡す。

 一見…ただどこかに飛ばされたように見えるが…。


 俺は動くことはせず、その場に佇む。

 

 あ、そうだ。ケータイ…持ってるじゃねーか、俺。


 制服のポケットからケータイを取り出し、電源を入れてみるも、圏外だった。

 俺のケータイには、叶君と桜ちゃんの番号も入ってるから連絡がとれると思ったんだが……そう上手くはいかねーか。


 俺が諦めてケータイをポケットにしまったその時だった。

 頭の中に突然、次々と文字が浮かび上がってきた。

 なんなんだこれ…!



【君へ

 突然のことでビックリしたことでしょう。

 貴方は何者かの召喚に反応し、地球からこの世界へ来てしまいました。

 この世界の名前は"アナズム"。


 感づいてるとは思いますが、別の世界です。

 この世界において、貴方に特別な力を授けることができました。また、この世界の言語を貴方は読み書きできるようにはなっています。

 より詳しい説明でしたら、[ステータスを見たい]など頭で念じると、貴方のこの世界でのステータスと共に、色々な説明がみえてきます。それはこの世界の住人全員ができることですが。

 魔物などの凶悪な存在も居ますが、どうぞ、お気つけて。アナズムの神より】



 あー、ますますよくわかんねーわ。別の世界に来たってことで良いんだよな?

 誰かが俺達を呼び出して……。


 ま、なんの手がかりもなかったからこの文字群…神様からの連絡は正直助かった。


 つーことは、とりあえずはその俺達を呼びだした奴に会えば良いのか?

 あと、ステータスを見たいって念じるとなんかが出てくるっぽい。

 しょうがないから見てみるか、それを。


 俺は頭の中で目を閉じ何度も何度も、ステータスを見たい と、考えた。

 

 また、頭の中に何か浮かび上がる。



--------------------------------------------


-ステータス-


name:ショー


EXP:0


HP :10/10

MP :10/10


A(攻撃力):5

C(器用度):5

D(防御力):5

W(魔法力):5

S(素早さ):5


STP:500



-スキル-


SK1)


[E(X):火術]Lv - [E(X):水術]Lv -

[E(X):風術]Lv - [E(X):土術]Lv -

[E(X):念術]Lv - [E(X):癒術]Lv -

[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -


SK2)


[剣技★]Lv - [体技★]Lv -

[槍技★]Lv - [弓技★]Lv -

[炎神★★★★★]Lv-


SKP:500


称号: [ノーレッジ][異世界からの招来者]

印: -


--------------------------------------------




 すげーっ!

 こりゃー、すげーや。マジでゲームの中の世界みたいだ。有夢が喜びそうな____。

 ……。


 そうだ、まだ俺はSKPとかその他諸々の内容が一切わかんねー。

 こういうゲームなら大抵、そういうの詳しく見れたり、説明があったりするんだが…。


 そう考えた時、またまた、頭の中に文字が大量に浮かんでくる。



【コレは貴方のステータスです。特殊なSKや印などがない限り、他人のステータスを見ることはできません。】



__________________

______________

___________

________

___

……

………


 私からの説明は以上です】



 なるほど、最初に神様ってのが、特別な力を与えたというのは…あれか、炎神とかいう、星が5個もついてるやつだな。

 今んとこどういう効果かはわかんねーが…よく調べたりできるらしいからな。


 おいおい、称号とか全て調べるとして……。


 この世界での暮らし方はなんとなくだがわかった。多分。


 だがまずは、あの2人を探さねーと。

 どっちの方向に、どのくらいあの2人が飛んでいったかは覚えてるから、その方向に行けば良い。


 で、もし2人が見つからなかったら、2人は生きていて、すでに行動に移してると仮定し、仕方がないからまずは人がいる場所を探すんだな。


 あーあ、マジでどうしてこうなっちまったかね…。

 俺は……ミカの葬式に出てたはずなんだけどよ。


 俺はとにかく、歩き出した。

翔→叶&桜→アリム&ミカorその他 という順番で、翔の話が3話、叶と桜の話が3話、アリムとミカorその他の話が2話の、計8話で1周とします。

話数が前後することがあります。


これじゃあ見にくい、等がございましたらコメントにてお教えください。



Levelmakerがカクヨム様が開催している、「第一回カクヨムweb小説コンテスト」にて、ファンタジー部門の読者選考が通りましたことをご報告致します!


あと私、そのコンテストのために1月くらいから、実はもう一つ作品を書いたのですが……。

なろう様でも公開した方がよろしいですか?

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