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お正月! 2025

「あけましておめでとっ! 巳年だよぉ、有夢ぅ。今年もよろしくね」

 


 浴衣を着た美花がヘビのように絡み付ついてきながらそういった。

 まぁまぁ。それは全然、むしろとても可愛くて最高で良いんだけど、俺の頭の中に違和感の三文字が浮かび上がる。



「あれ、そだっけ? 何年か先じゃなーい?」

「ん? んー? 言われてみれば確かに? いや、でもやっぱり今は巳年よ。どうしてもそんな気がする」

「じゃ、そゆことにしとこっか」



 アナズムと地球を行ったり来たりしてるせいで、感覚がバグっているんだろうね。今は深く考えておくのはよそう。

 それから、美花はニコッとしながら、さらに艶かしく身体を絡ませてくる。



「それはそれとしてさ、そう、私はヘビと言えばの話をしたかったのよ」

「ふむふむ」

「ヘビみたいに末長く一緒にいよーねー、有夢って話。えへへぇ」

「えへへへぇ。末長くいようねぇ」

「まぁ、実際は私達、寿命とか伸ばしまくって半永久的に一緒にいるんだけどね? でしょ?」

「へへへ……まあね」



 何にせよ、蛇といえば長いことが特徴で、縁起がいい。

 それだけじゃない。脱皮して成長という要素もある。財布に蛇の抜け殻を入れておけば良いことが起こると言われてるし。

 関係の長さの他に、自分の成長も意識して、一年を過ごせるといいよね。

 というわけで俺は、美花とイチャつく時間の維持をしながら、さらにゲームの腕を磨いていくとしようかな。ふっふっふ。

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