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閑話 桜とリルがばったり 2 (桜)

すいませんでござる、今日は小石コラボの話を書くと予告したでござるが、よく考えたら今回の閑話は如何にも続くような終わり方をしていたでござる。それ故、前回の閑話の続きを投稿するでござるよ……!

あと今日は是非、近況報告かこの作品の最後に記載する連絡を見ていってほしいでござる。


#####




 んー、私がお姉ちゃんをどう思ってるか。人のこと言えないけどあゆにぃに病的なまでに執着しすぎていたり、仲がいい女の子に対するセクハラを覗けば完全無欠のとんでもない人かな。

 でも率直な感情を伝えると……。



「私はね、お姉ちゃん大好きだよ!」

「わふー、いーねー! わふわふ!」



 うん、お姉ちゃんは本当に大好き。だって優しいもの。妹である私のことすごく大事にしてくれてる。学校で私の面倒を見てくれたのはかにゃただったけど、家の中だったらお姉ちゃんだった。うん、喧嘩なんてほとんどしたことないし、ものすごく仲良し姉妹だって自信を持って言える。すごく頭いいのに普段はそんなこと匂わせずただ笑って私に構ってきたっけ。

 最近はバラバラでアナズムに来たことを始め、お互いに恋人とばっかりイチャイチャするようになったから甘える時間は少なくなったけれどね。

 ……あ、リルちゃんが聞いたのは私がお姉ちゃんを好きかどうかじゃなくて、どう思ってるかだっけ。そのまんま伝えよう。



「お姉ちゃんは美人で勉強もできて人望もあって……その、とにかく最高だと思ってる。もちろん人並みの欠点はあるけど」

「そうだよね、わふー、ミカちゃんは完璧だけど完璧すぎないのが良いよ! ……昔はどんなことして二人で過ごしてたの?」

「えーっと、私が教科書読み込んでる時に満面の笑みを浮かべて抱きついてきて、胸をこう……」

「今とやってること一緒じゃないか」

「ほんとだ」



 でも私、断ってはいるけど本心は嫌じゃないのよね。もちろん大好きなお姉ちゃん相手だってこともあるけど。



「普段の態度からお互い仲が良いっていうのはわかるよ。正直、お姉ちゃんをあゆちゃんに盗られたとか思ってないかい?」

「私はあゆにぃから叶を盗ったから」

「お相子なんだね」



 リルちゃんはほのぼのとした様子でにっこり笑った。でも、なんだか、すごく……どこか寂しそう。……リルちゃんは過去が壮絶だから何か思うことがあるのかな。半ば失明していたけど新型眼鏡と周りのおかげで普通に暮らせていた私と違って、ずっと……十年以上も……。



「あ、あのリルちゃん!」

「わふ? なんだい?」

「リルちゃんのこと、リルお姉ちゃんって呼ぼうか?」

「わふーっ、萌える響きだね! でもサクラちゃんは友達だから。友達を妹にはできないさ」

「そっか」

「でも普段ミカちゃんがやってることの体験はしてみたいかな?」

「た、体験? 普通に戯れてるだけだよ? お姉ちゃんとリルちゃんが遊んでる時とそう変わらないよ」

「わふわふ、それをサクラちゃんでもやろうってことだよ」

「……? ひゃっ!」



 リルちゃんは私の後ろに高速で移動してきて脇から腕を通して胸を揉んできた。揉み方はお姉ちゃんの方が気持ちいい……じゃなくて、話の流れからこれは予想してなかったから驚いた。



「わふわふ、私がサクラちゃんくらいの歳の時と同じくらいだね」

「やっぱりそうなの? お姉ちゃんも将来はリルちゃんと同じくらいになるって言うけど」

「うん、前々から思ってたけどこれはなるね!」



 そっか、今ですらキツイのにもっと肩こりそう。

 それにしてもお姉ちゃんとリルちゃんの後ろから抱きついた時の感触が違う。お姉ちゃんもかなりのボリュームがあるけど、リルちゃんは弾けんばかりというか……。これを翔さんは毎日アレコレしてるんだ……。わ、私もこのくらいの大きさになってかにゃたにアレコレさせるかもしれないんだ……。うわー……。

 リルちゃんは満足したのか私から離れていった。



「わふわふ、戯れ合いって感じで良かったよ。ありがと」

「良かった……かな?」

「お返しに私のを揉むかい?」

「いいの?」

「いいよ、ミカちゃんには揉まれまくってるし。……うん、人生の中でショーの次に」

「じゃあ……」



 す、すごい……。後ろからでも十分だったけど、集中して触るとなるとなおさら……。さすがは日頃から頑張って育ててるだけのことはある。ショーさんのためなんだっけこれ。



「もういいのかい?」

「うん。なんかすごい体験をした感じ」

「わふー? そこまでかな」

「うん……」

「あ、まだ時間そんなに立ってないし、私達二人だけだからさ……私がショーとどんなこと普段やってるかとか、参考になるかもしれないし教えてあげようか」

「な、ななな、な……!」

「わーふ、冗談だよ」



 それから私たちは数時間お話を楽しんだ。これだけ一緒の屋根の下で過ごしてて友達としてやってきたけど、結構まだまだ知らないことがあるんだなって。……お姉ちゃんとはまた別の考え方のことも多くってとても新鮮だった。

 夕飯前くらいに、またこうやってゆっくりお話しすることを約束して自分たちのパートナーの元に戻ったの。




#####


1000話記念のリクエストが出揃ったでござる!

後に近況報告でまとめるでござるよ! しっかり全部こなすでござる、期待していてほしいでござる!


また、明日(もう今日だけど)はLevelmaker 2巻の発売日でござる! アリムちゃんだけじゃなくてミカちゃんも映ってる表紙が全国書店に並ぶのでござるよ!!

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