第百七話 転生
転生したわけだが…。
まずはステータスを確認しなければ。
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-ステータス-
name: アリム ・ナリウェイ
[天の魔剣少女]
Level : 1 [ 1 ]
EXP:0+(M)
HP : 2010/2010 (1000)
MP : 2510/2510 (1200+105)
A(攻撃力): 1515 (1400+110)
C(器用度): 1505 (1000+500)
D(防御力): 1005 (1000)
W(魔法力): 1205 (1200)
S(素早さ): 1605 (1600)
STP:10410
-スキル-
SK1)
[A(X):雷術・極]Lv MAX
[C: 水剣召喚術]Lv 2 [D(X):火術・改]Lv 0
[D(X):水術・改]Lv 1 [D(X):風術・改]Lv 0
[D(X):土術・改]Lv 0
[E:シャボン]Lv MAX
[E(X):念術]Lv - [E(X):癒術]Lv 2
[E(X):氷術]Lv - [E(X):石術]Lv -
[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -
SK2)
[アイテムマスター★★★★★]Lv MAX
[剣極奥義★★★★]Lv MAX
[性別変換★★★]Lv MAX
[体技★]Lv -[槍技★]Lv -
[弓技★]Lv -
SKP:15020
称号
[「楽しみ」のダンジョン攻略者]
[神速成長]
[魅惑の女神]
[Sランク魔物討伐者]
[モンスタージェノサイダー]
[超人]
[創造神の力を持ちし者]
[頂点]
印
[虹の王の森]
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[M]は一回MAXになったこと、[ 1 ]は転生した回数なのだそうだ。
今、スキルにより加算されているステータスが、MP105、A110、C500だから、このステータスは正しい。
というか、スキルの加算も見えるようになったか。正直不便だったんだよね。
俺は[トズマホ]にその情報を組み込んだ。これからはミカもスキルの加算が見えるはずだ。
さて、ではミカに俺を守ってもらいますかね。
「ミカ、とりあえず、4回ダンジョンを巡ろう?」
「そうね。そうすれば私もMAXになるものね。それにしても有夢。いつSTPとSKP振ればいいかな?」
「この訓練が終わる…1週間後でいいんじゃないかな?」
「そうしよっか。じゃあ」
「じゃあミカ、俺をまもってくれ!」
「うん、まかせてね!」
俺はミカに装飾品を全て貸した。これでミカのステータスも20倍になったはず。
ミカは俺があげた弓でサクサクと敵を倒していく。
おそらく、あの魔吸弓にMPを6000ぐらい吸わせてるのだろう。
この調子だと、あっと言う間に4周できるね。
例のミッションの部屋でも、ミカは伝説級を難なく達成した。
ミカは得意げに言う。
「ふふん、どんなもんよ」
「すごいです! ミカお姉様!」
「それ、やめて」
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そんなわけで、ミカはさっくり4周してしまった。
「これで私もレベルMAXなのね」
「うん! …あ、そうだ。ねぇ、転生するの少し待ってくれない?」
「え? なんで?」
実は、ミカが戦闘していた間、俺は一つ思いついたことがあるのだ。
「いやぁね、[トズマホ]に経験値の蓄積機能つけようかなぁ……って」
「経験値の蓄積?」
「うん、経験値もったいないじゃん。それにいちいち転生してたら効率悪いし。だから経験値をいつでも貯めて出すことができる機能つけるの」
「それもそうね。じゃあ私は暫くレベルMAXのままでいるね」
そう言って彼女は俺にトズマホを預け、装飾品を返した。
今の俺のステータスだったら、装飾品をつけてもこの作業に1時間はかかるだろう
俺はSランクの魔核を握りしめ、トズマホの改造を行った。
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「ミカ、できたよ!」
俺はミカのトズマホを本人に渡した。
「ん、ありがと。じゃあまた夕食の時間になったら呼ぶからね」
「うん、いってくるね」
「いってらっしゃい!」
俺はまた、一人でダンジョンへと勤しむ。
のこり6日間でどのくらいレベル上げができるだろうか。
まず、寝る時間は5時間…いや、眠気覚ましにポーション飲むんだったら、もっと短くていいかな。
そして、ミカとイチャイチャするじかんとか、ご飯食べる時間とかを1日3時間だとしよう。
俺は1日16時間潜れるのか。
で、一回大体10分もかからずに終わるから……1日96回。あと6日間で約580回。
それに、レベルMAXに必要な経験値は9200000で、このダンジョン一回で、トズマホが算出した情報によると358000の経験値が得られるみたい。
だから、26周したら大体レベルMAXになるんだよ。
これらをトズマホに計算させたら、最終的には22回あと転生できるらしい。
さぁて、張り切ってやりますかねっ!
580回とか途方もないような数に見えるかもしんないけど、俺は過去にドラグナーストーリーで、同じダンジョンを2000回往復したことあるから、それに比べたらまだましなんだよね。




