表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

4.僕と生徒会長役員

やっとついた…

まさか生徒会室に行くのに10人以上の男子(主に裕太)に追いかけられるとは思わなかった

とりあえず入るか

「…失礼しまー…ぶっ?!」

見計らったかのように、生徒会室の扉を開いたと同時に僕の顔面にクッションが飛んできた

「君、大丈夫?」

クッションをどけると、目の前に綺麗な女の人がいた

モデル…いや、女優にでもなれそうな人だ

「は、はい!大丈夫ですっ」

なんだか、美人な人と話すと緊張する

(工藤先輩は美人だけど性格がアレだから平気)

「おっ!来たな、日野君!」

工藤先輩の声がした

両手にはクッションが握られている

多分、僕の顔面にクッションを当てたのは先輩だろう

「わりぃ、わりぃ」

「?」

工藤先輩でも、二階堂先輩でもない声がした

そこには、またまたイケメンがいた

けど、ちょっと不良っぽいかんじがする

「会長とクッション合戦してたんだ、わりぃな!」

「あ、いえ…」

あ、工藤先輩じゃなかったんだ

「…うるさい…眠い」

ソファーに寝っころがっている人がいる

その人もイケメンだ。ふんわりしているというか、猫みたいな人だ

言葉は少ないが、とても眠そうにしているのがよくわかる

「この子誰?桃香の彼氏?」

「「?!」」

その一言に不良っぽい人と眠そうにしていた人が反応した

「ち、違いますっ!僕、日野恭也です。昨日転入してきたばかりで、工藤先輩に学園内を案内してもらっただけです」

その瞬間、2人共安心したような表情になった

「なぁんだ…私、早乙女由良さおとめゆら。書記、2年生よ。よろしくね♪」

この人はまともな人だ…よかった

「よ、よろしくおねがいします」

「俺は、宮澤龍みやざわりゅうだ!庶務の1年生!転入生ってお前のことだったのか、よろしくな!…本当に会長とは何もないんだよな」

「う、うん」

裕太よりはマシな人かもしれないけど、この人も工藤先輩ファンなのかな

「…」

「あそこで寝てるのは、猫村奏ねこむらそう。会計で、いつも寝てるな。興味があること以外にはあまり反応しないから、話しかけて無視されても落ち込むなよ!」

いや、落ち込みませんし。そもそも、話しませんから

「は、はぁ…」

変わった人たちだなぁ…

二階堂先輩と早乙女先輩がちゃんとした人なのかな

「改めて…私たちが、生徒会執行委員だ!よろしくな!」

…なんか、すごい威圧感だな

全員美男美女だし。なんなの、この学園の生徒会…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ