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spell killer game  作者: 群青
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† はじまり*

いつものようにゲームをするはずだった。

でも今日は違った。


「 他に新しいものねぇかなー」


新しい刺激が欲しくなった。

十夜はネット内をうろうろしていた。


ネットをいろいろまわってるといろんなサイトを目にする。

それもそれで楽しい。


新しいゲームの情報を見たり、別のではホラーサイトをまわったりして怖い話を読んだりするのも好きな方。


そして時間もあっという間に過ぎる。

あれからどのくらい時間がたっただろうか。深夜であるのはまちがいない。

学校があろうと関係ない。いつものこと。


そんななか、俺はふと、あるサイトに飛んだ。


なにも表示されていない真っ黒のサイト。いや、画面といってもいい。


「・・・なんだ?ホラーか?」


まぁ別に黒のサイトなんて珍しくもなんともない。

それか、PCが勝手にダウンしたのか?


そう思っていると、突然、サイトのど真ん中に青い炎が上がったかと思うやいなや、表示された言葉。


「 spell killer game?」


なんだ。ホラーゲームの一種か?

俺はそれに興味を持った。

それにしても不気味なほどに文字だけしか表示されていない。

時刻はAM 2:30。


十夜は画面の文字をクリックした。

すると画面には相変わらずの背景が黒のサイトで、なにやらゲームのルールが表示されていた。



―――――― spell killear game ~スペル キラー ゲーム~ のルール


・直接的な死を意味する言葉は無効となる。

・spellの量が多いほど効果は発揮される。

 また、相手の言葉を脳内でイメージするまたはイメージされることでも効果が発揮される。

 しかし、相手が自分の発したspellの意味を知らなければ、脳内でイメージされることがないので無効となる。


・相手の心をいかに崩すかが勝敗を決める。

・精神面での強さが要求される。

・豊かな想像力が要求される。


・spellの力が強い、または発した者の力が強い場合、その言葉が具現化することがある。

 具現化により相手の体を直接傷つけることも可能。


・相手の発した言葉に対し、素早く自分の言葉で上乗せした場合、それは自分の攻撃となる。


・このゲームでは言葉の意味を何も知らない者は最強の存在であり、また最弱の存在でもある。

 なぜならば、相手側の言葉の意味を脳内でイメージされないので、相手からの攻撃を受けることもない。

 しかし、自分自身も言葉を知らないので攻撃もできないからである。


・ゲームでの最終勝者には、「 死神」の称号が与えられる。

・ゲーム内で発生した金(医療費など)はすべて自己負担となる。


※これはオンラインゲームなどではなく、実際に現実で行われるゲームである。



「 なんだこれ・・?」


なんなんだ。この意味不明なルールは。

ルールの説明のいくつかの単語にも目がいく。


「 死神? 死神ってあの死神か? それに医療費って・・」


ただでさえ意味不明な内容に、なんだか少し危なさそうな感じだ。


「 やべぇものなのか、これ」


十夜は少しの間、ゲームのルールを読みながら時間を過ごした。


「 ・・でも、なんだかおもしろそうだな」


自分でもよくわからないがなんだか興味がわいてきた。

ある意味、意味不明だからこそ興味を持ったのかもしれない。

こんなゲームは初めてだ。


「 いいんじゃね? つーか、これどうやって参加するんだよ」


十夜は完全にこのよくわからないゲームに興味がわいてたまらなかった。

よくよくサイトを見ていくと、サイトの右下に小さく、【参加しますか?】と書かれていた。

そこにマウスの先を持っていくとクリックできるようになっていた。

俺は構わずそれをクリックした。

すると、いきなり俺の携帯が鳴った。


「 !?」


さすがにびびった。真夜中に突然の着信音は心臓に悪い。

画面を見ると一通のメールが届いていた。

差出人は不明。しかし、メールの中身を見るとすぐにわかった。

spell killer game運営者と書かれていた。どうやら先ほどの所をクリックしたことによるものらしい。

にしてもおかしい。俺はクリックしただけであって別にメアドを入力はしていない。

なぜ俺のメアドが分かったんだ?

そう思いながらもメール内容をもう一度見る。


【この度はspell killer gameに参加していただき誠にありがとうございます。このメールが届いたことにより貴方様のゲーム参加が受理されました。これからはこのゲームでのおしらせをメール形式でお送りします。ゲーム参加者の不参加または個人的な途中離脱は認められません。「死神」の称号を賭け、勝ち残られることを祈っています。】


との内容だった。


「クリック一つで参加決定かよ。簡単だなおい」


あまりにも簡単すぎるようにも感じた。それに不参加、途中離脱不可ときた。


「 ・・・」


どういうゲームなのかも知らないのに離脱不可となると、若干の後悔もでてきた。

しかし、今更どうこう言っても仕方がない。

参加してて、ヤバいと感じたら・・・その時にでも考えたらいいさ。


今日はもう寝よう。気持を切り換える意味も込めて。




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