悪魔のような少女
不良に呼び出されたぜ!イエー☆
明らかに不良と見られる人物達は瑠璃を中庭に呼び出した
中庭は人があまり通らない寂しい所だった
「準備はいいかい、子猫ちゃんよぉ」
とても下品な声で1人の不良が言った
「準備ができていなかったら来ていないわよ」
吐き捨てるように瑠璃が言った
目は気高く不良達を見上げている
(お願い!)
ポトリ....
瑠璃がサングラスを地面に落とした
その瞬間、瑠璃の雰囲気、声色、口調が変わった
「....地獄に送ってやるよ」
その瞬間瑠璃の足が素早く動き二人を一気に転ばさせた
まるで光だった
そして今度は1人の上に乗っかってそれを使って瑠璃に殴り掛かろうとした不良のあごを思いっきり蹴った
歯が四本抜けた
そして素早くあごを蹴られた奴が地面に落ちる前に瑠璃が乗っかっている奴を下敷きにした
「ぐえ!」
下敷きになった奴が悲鳴をあげた
それでも今度は机を使って瑠璃に殴り掛かろうとした
ふわっ....
風が動く音がして瑠璃は机の上に乗った
にこっ
にっこり笑った瑠璃の笑顔はとっても美しかった
「え........//////」
その不良は美しさに魅入られて止まってしまったその間に瑠璃は顔に猛烈なパンチをくらわせた
そのまま奴はあごを砕かれた奴を下敷きにして倒れた
....二人とも気絶してしまった
瑠璃はゆっくりとサングラスを拾った
「一分...か....うーん快感♡」
とても可愛らしい少女の声だった
まさか誰も二人の不良をやっつけた奴がこの少女とは知らないだろう
いつから見ていたのか実羅が瑠璃の胸に飛び込んできた
「瑠璃!心配したよー!!いつ倒されるか分かんなくて!」
実羅は半泣きだ
「大丈夫。でも私の代わりにこいつらを先生のもとへ連れて行ってくれるかな?」
実羅は元気に答えた
「了解!....でも瑠璃、私になんか隠しているでしょ!?」
瑠璃は思わずギクッとした
「そ、そんな事ないわ!さあ授業の時間.....」
そう言いかけた所で中休みのベルが鳴った
キーンコーン
「時間は十分あるわ♡さあ答えて!なんで闘ってるときの瑠璃と授業中の瑠璃は違うの?」
実羅はにんまりしながらズイっときいた
瑠璃もあきらめたのだろう
この少女には言い訳が聞かないと
「分かったわ...全て教えてあげる....私の安っぽいドラマを....」
そして瑠璃は話し始めた
すごいー
すごいー
す
ご
い
ー
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