瑠璃なのに瑠璃じゃない!?
あろは!とうとう喧嘩シーンかな?あまり載せたくないんですけどね....
雷久の拳がものすごいスピードで瑠璃の顔に向かってくる
全ての生徒が目をつぶった
瑠璃の負けは明らかだったのだ
その瞬間
すっ
何かが動くような音がした
生徒がおそるおそる目を開けると瑠璃は電光石火のように拳をよけていた
「なっこっちをくらえ!」
またまた雷久が殴り掛かろうとする
でもその度に瑠璃はよけるのだ
「逃げてるばかりじゃずるいぞ!」
雷久は息がきれてきた
でも瑠璃は呼吸一つ乱していない
「もうこれで終わりかよ」
「でもちょっと遊んであげる」
カ〜〜〜〜ッッ
雷久は真っ赤になった
そして次から次へと殴り掛かった
「1、2、1、2」
瑠璃は歌い始めた
そしてそのリズムと避けるリズムがまったく同じだったのだ
驚きはそれだけじゃなかった
(ドラえもんかよ!)
歌っていた歌はドラえもんだった.....
そして雷久に隙を見つけたのか瑠璃が雷久の腕を蹴った
それも本気の一打ではなかった
足は伸びきっていなかったしわざとお腹にも当てなかった
それでも雷久はぶっとばされ机や椅子を倒していった
「いってぇ〜〜〜〜!!!」
それをみた生徒はただ口をぽかーんとあけていた
そして遊羅が叫んだ
「すごいじゃない瑠璃さん!あなたあの雷久を蹴ったんだよ!?雷久は今まで誰にも負けた事がないのよ!あなたはすごい勝利をおさめたのよ!」
その瞬間なにか瑠璃の雰囲気が変わった
さっきの殺気から急に元通りになったのだ
「え...なんのこと?勝ったってなに?私、確か雷久君を止めようとして....」
またまたみんなポカーンとした
(覚えてないのかよ!!)
口調も声色も元通りだ
ふと瑠璃は自分のサングラスが落ちているのを見つけた
「ヤバっ」
かすかに声が漏れた
すぐに瑠璃はサングラスをかけなおした
「いままでの事は忘れて。そしてごめんね雷久君」
雷久もぽかーんとしている
そして急に瑠璃に見つめられているのが分かり真っ赤になった
「あの....その.....」
そしてちゃんと瑠璃と向き合った
「あなたが好きです!」
意外なる告白。
「ええええええええええええええーーーーーーー!!!???」
みんながまとめて言った
(蹴られた後の敗北者の告白ぅ!?)
どうやら大変な一学期になりそうだ....
あらら〜告白しちゃった。もう遊びまくっています☆