サングラスの女の子
またまた学園物語です...今度はちゃーんと笑いも入った小説にしようと思います。瑠璃の運命を読んでみて下さい!
ここは有名な弥隼中等学校...ではなかった
確かにここには少しだけ優れた頭脳をもっていないと入れない
でも中身は頭脳を持って荒れ狂う獣だった.....
〜弥隼中等学校 (春)
桜が満開に咲き初々しい中学一年生の顔ぶれがそろう
優等生ではあるがここがどんな学校がみんな知っていた
美術部、吹奏楽部、そんなものはこの学校にはない
あるのは運動系ばっかり
それでもコンピューター部と生徒会はあった
そして特徴が誰も(教師でさえ)校長の顔を知らない事だった
しかし校長の秘書、赤津木紅だけは知っていた。もちろんだれにも教えなかった
〜1年E組
ここは校長が特別に監視するようにと言われた子達だけが入る組だった
どうしてそんな事をするのか誰も知らなかった
そしてそのクラスの中に一人だけ奇妙な子がいた
(サングラスかよ....!)
クラスにいた全ての子がそう思っただろう
その女の子は大きい茶色のサングラスをかけておりちょっと濃いめの茶色の髪を横でしばっていた
中学生だというのに160cmも満たなかった
みんなその子を睨んでいた
「....なんか文句ある?」
鈴のような声で少女は言った
(別にありませんよ...!)
クラスの大半が心の中でそう答えた
クラスの目はサングラスと違う所に向けられていた
(なんでフランス語の新聞なんか学校に持ってくんだよ!?)
ますます興味深い
しかも新聞は3年前の物だった
(おいおいおいおい!3年前のに何の未練があんだよ!?てゆうかコーヒーこぼした跡があるぞ!?)
クラスの心はその新聞とサングラスに持っていかれている
「へぇ、霧秋瑠璃ちゃん?面白い名前だね☆私速水実羅、よろしくね!」
(しゃべりかけたよこいつ!)
またまたクラス全員が心の中で思う
実羅という女の子は瑠璃と呼ばれた女の子に手を差し出した
「速水.......」
瑠璃という女の子はぼそっとつぶやいた
「よろしく....」
そして実羅の手を取った
にこっ
実羅はにっこり笑って思いっきり痛くなるように手を握った
(わっ痛そーーー!!)
全員一致。
しかし瑠璃はまったく動じた様子はなかった
さすがこれには実羅は驚いた様に見えた
「ごめんね、強く握っちゃって。ただ力試ししただけよ」
瑠璃は答えなかった
そのかわりサングラスを取り微笑んだ
(美少女////////)
全員以心伝心!!恐るべし!
彼女の目も濃い茶色でぱっちり開いていた
「今度から瑠璃って呼ぶね、あなた学校のルール知ってる?」
「知らないわ....」
もちろん10分の9の新入生徒はルールなんぞめっそうのものは誰も知らない
みんなが自己紹介するのも忘れて聞き耳をたてた
実羅は口を開いて喋り始めた
「それでね.....最初から言うと....」
サングラスは高級品です....横にRって掘ってあります。次回もお楽しみ下さい♪