表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/17

09 森の音楽会


 今日は魔法の森の音楽会おんがくかい


 楽器がっきノコがほうふにはえている、ひらけた場所を見つけたことがきっけでした。


 特設とくせつステージも用意よういされ、椅子いすならべもモックンが手伝っています。


 そんなモックンの様子ようすを見て、家臣かしんのセバスはうれしそうでした。



 ニャーコとニャオタはお菓子かしとジュースの準備じゅんび


 そしてそろそろ、招待しょうたいされたワグマたちがやって来ます。



 ステージの幕開まくあけはカエルのきょうだいネイとテイの司会しかい


 客席きゃくせきにいた大きなオタマジャクシのタマが、はちからび出るほどよろこびました。


 ムクラとねっけんとマローンも会場かいじょうに来ています。



「なんだかわくわくするね」


「そうだな」


「ですね」



 ギフト君のチームの出番でばんになりました。


 クリオとトッポがステージに丸いテーブルをきます。


 そのテーブルの上に乗っていたのは、カメのハルシ。


 ムルムルの角指揮つのしきで、森の小鳥やリスが楽器ノコを鳴らしはじめます。


 ラッパユリ、と言う、ユリの花のラッパもじりました。


 

 音楽にのって、ギフト君たちのダンスがはじまります。


 ハルシははじめ中程なかほどまで、テーブルの上でくびをふってリズムを取るだけ。


 でも曲のり上がり場所で、ギフト君たちがハルシをしめしました。


 ハルシは、すぽん、とこうらか出てきてブレイクダンス。


 自分の甲羅こうら裏返うらがえしてくるくるまわし、その上でねそそべってみせたりします。


 曲の終わりに、みんなが席から立ち上がって拍手はくしゅをしました。



 音楽会は見事みごと成功せいこうしたのです。

 

 客席にいた森の住人じゅうにんたちは言います。



「ギフトたちの『ひっこみじあん』って言うグループよかったね」


「音楽会ってたのしいねっ」


「今度があるならステージにも参加さんかしようかな?」



 音楽会のあとのおやつパーティーもなごやかに盛り上がりました。


 

 その様子を見ていて、赤犬ケイは「たっのしー」とつぶやいて


 こうがわにしっぽをってはしってったのをもどって来て、


「へへへ」と笑い、


 みんなが見えている気がする正面画面しょうめんがめんあもいっきりなめましたとさ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ