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07 ケイ


 広場の苺沢いちごさわには、いちごを食べすぎていちごっぽくなっちゃったカメ、ハルシがいます。


 ギフト君とムルムルは、自分達じぶんたちも苺を食べすぎるとどうなるのか話しています。


 苺沢のそばまで来て、ハルシにあいさつ。


 そして年中ねんじゅう苺がなっている苺沢を少しながめて、ギフト君が言いました。


「いっぱい苺を食べてみたい・・・でも、そしたら苺沢がなくなっちゃうかも」


「わたくしめ、ムルムルくらいの大きさになればいいのではないでしょうか?」


「なるほどギフト、小さくなればいいんだよ」とハルシ。


「オー、イェイ!苺沢もまもられます」とムルムル。



 ギフト君は「シュジュゼポーン」と魔法の言葉をとなえます。


 すると、ボムン、とけむりがたちました。



 ギフト君は魔法の森のキノコ『リトラ』の成分せいぶんちいさくなり、


 スイカがらのうちわを一枚いちまい空中くうちゅうかべました。


 うちわの上にっているギフト君は夢中むちゅうで苺をもいで食べています。


 一粒ひとつぶの苺をきしめないといけないくらいの大きさになったよ。



 そんなとき・・・ふぅ~・・・と、ギフト君にいききかけるだれかがいました。


 ギフト君は苺を食べるのに夢中で、うしろをにしていません。



「な、なんなんだぁーーー!?どーなーたー??」とハルシが大声おおごえで言います。



 ハルシはもうスピードで苺沢のかげに隠れ、ムルムルはすでにハルシの甲羅こうらの上にいます。


 そろりとそちらを見てみると、そこには赤犬あかいぬがいます。



「こら、ケイ・・・!あら、ギフトの『カドケウスのうちわ』?」


「にゃー・・・にゃにゃにゃにゃーん」



 そこにあらわれたのはニャーコとおとうとのニャオタでした。


 ニャーコがハルシとムルムルを見つけて、うことになったいぬだと紹介しょうかい


 わんわんをはじめて見たとおおはしゃぎのハルシとムルムル。


 

 そのがりに気づいたギフト君が、やっときます。


 そしてすぐそこには、しばいぬの「ケイ」。



「ソーセージとブロッコリーの食べ合わせは、うまい・・・」



 苺の食べすぎで身体からだがピンクになっちゃたギフト君はケイを見てうしろにたおれます。



「ケイは少ししゃべれる犬なのよ・・・ビックリしたのねぇ」とニャーコ。



 そのあとギフト君がどうなったのかって?


 気絶きぜつから回復かいふくして、ちゃんときれたよ。


 それから・・・


 リトラの成分がきれて身体の大きさと一緒いっしょに、身体のいろもともどったんだって!


 

 あたらしいおともだち「ケイ」を、どうかよろしくね!

閲覧ありがとうございます。

今回登場する赤犬の「ケイ」は、お姉さんの愛犬がモデルになっています。

2025/05/31の時点で、17歳です。

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