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05 ローズマフィン

【豆知識】

カラフル・・・いろんな。今回の場合、「いろんな色と味」。

ローズ・・・薔薇:バラ。いいかおりのするお花。

マフィン・・・ケーキみたいな焼き菓子。

立体的・・・「りったいてき」。さわると形があること。

プレス・・・「圧縮成形:あっしゅくせいけい」。


 ある日のこと、ギフト君が魔法の森をお散歩している時でした。


 のどがかわいたので『最寄もよりのみず』をみに来たのですが、そのそば耳長みみながうさぎのモックンがたおれていました。


「どうしたのモックン!?」


あまいものが食べたいよう・・・」


「ちょっとっててね。さがして来るからっ」


 ギフト君はあたりをキョロキョロ見渡みわたすと、湧き水の近くにスウィーティーを発見しました。スウィーティーとは、いろあじもそれぞれ群生ぐんせいするグミみたいな魔法の森の甘いカラフルキノコです。


「なに・・・なんで?グミが都合つごうよくみたいにはえているの?」


「いいから食べて」


「大丈夫なの?」


「なんとこと言っているのかよく分からないけど・・・ここ、魔法の森!」


「うん。ひっこして来たばかりだから・・・こっちもよく分からない」


「お水と一緒に食べたほうがいいかもね」


 ギフト君は湧き水をカップがつくれるっぱにんで、モックンに飲ませてあげました。



「おれいをするよ・・・うちにおいでよ」



 豪華ごうかなお屋敷やしきにわで、もてなされたギフト君。


「このジャムはあたらしいね。何でできているの?」


「うそでしょ!?バラのジャムをらないはずないもんねっ」


「バラって・・・このお庭に咲いているお花だよね?はじめて見た!!」


「新しいもの探してたら、見つかったかもしれないっ」


 モックンはよろこびいきごんでがりました。


「いいことおもいついたの?」


「とってもいいこと!!よいこと!!」






 次の日・・・


 ギフト君の家に、モックンのじぃである口ひげのあるクマのぬいぐるみのセバスが、お菓子かしとどけに来てくれました。



「バラのジャムで作った、マフィンでございます。立体的りったいてきなかざりはプレスです」


「お礼になにか・・・えーっと・・・」


「いえいえ、いいのでございます。それでは失礼いたします」



 ギフト君はセバスを見送みおくり、そのあとムルムルと一緒いっしょにマフィンをたのしみましたとさ。



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