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０４　パンプキンパーティー

【豆知識】

パンプキン・・・かぼちゃ。

パンプキンパーティー・・・ハロウィンのこと。

　今日はハロウィンパーティーの日。

　広場にはすでに森の仲間たちが集まっていて、わいわいとしています。

　顔（かお）をメイクアップしたギフト君とムルムルはお家から広場へと向かいました。

　道の途中、小さく見えるムクラがいました。

「あれ？ムクラは遠（とお）くにいるの？」

「いえ、きっとリトラを食べて小（ちい）さくなったんですよ」

　小さなムクラと会場へ向かうと、そこには小さなムクラがいっぱい飛んでいます。

「わぁ～・・・分身（ぶんしん）の術（じゅつ）？」

「スゴイですねぇ～」

「違（ちが）うよ」

「わっ」

　いつの間にかそこにいたのはいつもの大きさのムクラでした。

「あれはムクラのしんせきのリトル・ムグーラ」

「はぁい、ギフト。カボチャのお料理（りょうり）いっぱいね」

「ニャー」

　ギフト君がうしろを振（ふ）り向（む）くと、そこにいたのはニャーコとニャオタでした。

「今日のために仮装（かそう）はしなかったの？」

「今からするから見てて？」

「オーケー」

　ボムン、と音をたてて煙（けむり）がたち、ニャーコとニャオタの姿（すがた）が見えなくなりました。

　煙が消（き）えてそこにいたのは、オレンジと黄緑（きみどり）を合わせた服（ふく）のふたりのヒトガタです。

「わぁ～～～～～人間（にんげん）だぁ～～～！！」と会場中（かいじょうじゅう）がおどろいてびっくりしています。

「私、人間に変身（へんしん）したニャーコよ。こっちはニャオタ」

「ああ、なんだぁ。びっくりしたぁ」

「ニャー」

　カボチャ色にいろどられた会場のふんいきはおだやかになりました。

　ギフト君たちもわいわいとしたにぎわいに参加（さんか）して、楽（たの）しい時間をすごしましたとさ。