01 お花畑でお茶会
【このお話を読むひとへ】
ギフト君のお姉さんだよ。
このお話には、ビックリしてしまうところがあるかもしれないよ。
ギフト君はちょうちょやお花にひどいことをしないからね。
そのあとを読んだら、ちゃんと分かると思うよ。
じゃあ、またね~。
今日は、魔法の森の住人たちが集まるお茶会の日です。
ハート型や星型のクッキーはもうできました。
そしてギフト君は、なやんでいました。
このままでは、なんだかイヤだったのです。
森の管理人コバヤシにクッキーを持って相談に行きました。
「新しいクッキーのかたち?知らないなぁ・・・これおいしいね」
ギフト君がその場でしばらく悩んでいると、コバヤシがあやまりました。
「ごめん・・・おいしくて全部食べちゃった・・・」
「なんてこった・・・外に出て気晴らしに行こう、っと・・・」
「お花畑でも見に行ってみるといいよ」
「そうするっ。たぶん、コバヤシ食べるだろから、持って来るの少しでよかった」
ギフト君は、お花畑に行ってみて感動しました。
美しく咲いているお花の上を、ちょうちょが飛んでいます。
ギフト君は、そうだこれだ、と思いました。
「お花とちょうちょをクッキーにするんだ!!」
ギフト君は自分の家に戻って、クッキーを作りはじめました。
――
―――――・・・そしてお花畑でお茶会。
「「わぁ、すごい!!」」
ギフト君の作った、お花の形とちょうちょの形をしたクッキーは大好評でした。
もちろん、ハート型のも星型のもです。
ギフト君はお茶会が大成功して、とても嬉しくなりました。
「なんだか今日は、いつもより特別な日」