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転生してもモブでした。

山田凡亮(やまだつねあき)
彼は、どこにでもいるような普通の高校生。いや、正確に言うと、「モブ」だ。
顔や成績などは普通だ。
しかし、空気のように存在していて、誰の記憶にも残らない。そんな男だ。

ある日、彼は少女を庇い、異世界に転生してしまう。
最初こそ彼はモブを卒業できると喜んだ。
しかし、現実はそう甘くはなかった。
冒険者としてのステータスは平均よりも下で、チートスキルもない。
そう、転生特典が何もなかったのだ。
そして、彼は異世界の地で叫ぶ。
「転生しても、モブかよおぉぉぉおお!!」

これは、転生してもモブだった男が、モブなりに頑張る物語である。
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