なあ、聞いているのか、返事しろ
煩いハエが通りすぎて、不潔な気分が漂う。
他人が幸せなら、私は犠牲にしてもいい。
宇宙人に群がるやつなんて、変態しかいないよ。
「果歩さん」
高台から呼ぶ声、私は恐怖しかないのに、 学校に通う意味。
突然の思考破壊に、私は不登校になるしかなかった。
彼の記憶は無くしたかった、ただ辛いだけ。
アコースティックなボーカルを聞きながら、脳を傷心に導いているだけ。
これが何の気持ちかはわからない。
このまま宇宙へ、転がり込んで真っ白な空間の神様と他愛ない会話がしたい。
世間体の気持ちなんてどこかへ置いた。
ただ絵が描きたかった、怖い暴力的な絵が私の気持ち。
そこから湧き出てきた、思考もハンマーという妖魔に吸いとられる。
『なあ、聞いているのか、返事しろ』
病室でハンマーと出会ったときは驚いたが、直ぐに打ち解けた。
同じ部屋の人は、不快だったらしいが、最後まで会話はしなかった。
虐待や暴言はやめて欲しい。
でもひとりの女性として、自立してほしい。
強い女性になってほしいと思う。