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想い色  作者: 日浦海里
4/23

持ち味

「うー」


「何やってんの?」


「肉じゃが作ってる」


「そりゃ、見れば分かる。

 なんで肉じゃが前にして唸ってんのって意味で聞いたんだよ」


「いや、煮詰まっちゃって」


「肉じゃが煮詰めたら煮崩れするぞ」


「そっちじゃなくて、レポートが」


「あ、そっちか。じゃなくて、それと肉じゃがに何の関係があんだよ」


「なんかさ。落ち着くじゃん、家庭の味って」


「それは、否定はせんけども」


「あとはなんか、ぐつぐつと煮詰めてる音聞いてると、頭の中の煮詰まった音が流れ出てくような気がしてさ」


「ふーん、分かるような、分からんような」


「いいじゃん、うまいもん食って気分転換」


「それは賛成!」

煮詰まると 自然と出るのは 持ち味で

煮詰めて出るのは 家庭の味で


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