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想い色  作者: 日浦海里
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深海玉

隠すことなく

余すことなく

好きの気持ちを伝えられるなら

叶ったとしても

叶わなくても

きっと綺麗な輝きなんだろう


好きって気持ちだけなら

それでいい


でも、ずっとずっとそばにいるなら

その人の全部知っていたいし

その人の全部受け入れたいし


だから心のずっと奥底

光も届かぬ胸の内にまで

触れさせてほしい

触れてほしい


そこにはきっと輝きはなく

惹き込まれるような暗闇や

滾るような激情があって

心は圧し潰されるだろうけど

それも含めて全部あなただから


教えてほしい

嫌なとこも全部

ぶつけてほしい

隠すことなく


そうして光の届かぬ底で

眠りについてる鈍色の玉は

磨けばきっと藍色をしてるんだろう

色濃く染まった愛色なんだろう

海面は 青く透いて輝いて

沈めば 深く濃く 藍染まって

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