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想い色  作者: 日浦海里
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相殺

意味はないって知ってるよ

私はその他大勢の一人

たった一人の特別じゃない


それでもさ


見知らぬ誰かの一人でもない

声を掛けてもらえる一人

希望はあると思ってもいいよね


誰にでも別け隔てなく優しい君は

誰をも惹きつける笑顔を持ってて

誰かの為に嫌われる事も厭わない


そんなの惹かれるに決まってるじゃん

こんな風に騒いでいたら

そんなの引かれるに決まってるじゃん


だから今は目でそっと追うだけ

話し掛けるにはまだ遠い

だから今は目でそっと言うだけ

伝わるなんて思ってないけど


意味はないって知ってるよ

私はその他大勢の一人

たった一人の特別じゃない


いつかもう少し自信がついて

君の左斜め後ろを

歩けるかなって思えたら

その時は歩み寄ってもいいかな


その時はきっと

もう少し勇気、持ててると思うから

おはようの 挨拶だけで 募ってく

チョロい奴って 我ながら思う




……「あいさつ」は双方向なんだよ

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