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想い色  作者: 日浦海里
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恋色

いつもそばにいるだけで

伝わってるとは思わない


繰り返す日々を重ねても

伝えられるとは思わない


それでも心の中の感情を

吐き出す勇気はないから

薄く薄く重ねていくんだ

色を塗り重ねてくように

重ね重ねて気が付いた時

それが濃色になるように




言葉を交わして重ねてく

形にできず伝えられずに


仕草や視線が追っている

ただ一言が言えないまま


積もり続けた感情は今も

吐き出すことなく胸の内

淡い淡いはずだった想い

重ねる内に色は濃くなり

伝えたかった濃色はまだ

私だけの恋色でしかなく


声にならない言葉たちは

また心の中の記録の紙に

一枚一枚挿し込まれてく

請い色になった心の栞が

いつか渡せるその日まで

重ねてく 一枚一枚 その日々に

想い挿めば 恋色になるかな


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― 新着の感想 ―
秋ですなぁ〜  健気で切ない雰囲気(*˘︶˘*).。.:*♡ 恋 濃い 請い なるほど! 淡い恋は濃い色に 想い人を恋い焦がれ 恋よ来い来い請いるほど  故意に焦がれた恋なれど 言葉遊びがした…
 もどかしくもまっすぐで。まだ淡い想い。  確かに想いも「淡い」と表現しますね。  一方で「濃い」とは言わず……不思議です。  言葉からのイメージは、薄い絵の具を塗り重ねていくようなのですが。  視…
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