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可愛い格好のが良い?

作者: 秋暁秋季
掲載日:2023/11/26

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

相変わらずヒロイン面倒臭い。

ネオンの小部屋で待ってる。 の二人だと思います。

真夜中以外で彼奴と出掛ける事になった。彼奴は地味を極めた様な黒づくめで、分厚い眼鏡をかけて、ぞんざいに髪を束ねた状態で現れた。ネオンに入る前の誰一人振り返らない様な姿形。

「……」

「ぅ……」

黙って数秒間見詰めると、小さな呻き声を一つ上げて俯いた。

以前会った時、何かしら頑張ったお洒落を褒めて欲しいと話していた。けれども今日はあえて褒められる様な格好をしていないと言うか、褒めるべき箇所が無いというか、兎に角、何を指摘すれば良いのか分からない。

「やっぱり、可愛い格好していた方が良い?」

「まぁ確かに」

その方が『可愛い格好』の指摘もし易いしな。

自分の心に忠実に述べると、女は少しだけムスッとした顔をしながらも、静かに顎を引いた。それからともに出掛けている間、何一つ言葉を交わす事は無かった。何処か、少しだけ暗い顔をして、離れないように腕だけを掴んいた。途中に入った喫茶店でも重い口を開くことは無かった。

「何凹んでんの?」

「凹んでないよ。ただちょっと考え事してただけ」

そう言って録に冷ますことなく珈琲に口を付ける。熱かったのか直ぐに口を離す。

何となく違和感を感じる。何だ? 何が足りない? 改め考える。そうして反応を伺っていると、ふと思った事がある。今日は此奴特有の遠回しな皮肉がない。何時も不快な事があると、ムスッとしながらも、指摘しにかかる。それがない。

「らしくないな」

「君は私を何だと思ってるの?」

此処で漸く何時もの皮肉が飛んで来た。それから俺の傍にある砂糖壺を引き寄せると、ドボドボと入れ、静かに啜る。今度は入れすぎて甘かったのか、眉間に皺を寄せた。

「言っとくけど、今日は君に非は無いから。これは私の問題」

「なら何時も通りにしてろよ」

「何時も通りだよ」

静かに舌打ちをする。それから大きな溜息をついて、重そうに口を開く。正に渋々と言ったように。

「前に見た時『どうせ気が付かない』って言ってたから、君と会わない時の、さもどーでもいい服を着てきたの。そしたら何故か今日は上から見てくるし……。油断したって思っただけ……」

「どんな服着ててもお前はお前だろ」

そう言うと、束ねられて髪がふわっと舞い上がった。それからまた静かに俯いて、珈琲を煽る。この間来た時、『此処のは味わってなんぼ』って言ってなかったか?

「……忘れないうちに金出しとくわ」

『面倒臭い』との繋がり的に


以前に『可愛い格好しても気付かない』と言われたので、『少しは気付きなさないよ』と指摘してます。

『でもそんなもんだよね。どうせ気付かないならする必要ないじゃん』と思って地味な格好で来たら、ジロジロ見るし『可愛い格好のが良い』とか言うしで、不貞腐れてる話。


『この間の事、覚えていたんだ』という気持ちと、

『あーこのタイミングで、クソ地味な格好して失敗した(怒)』という気持ちがごちゃ混ぜになり、ずっと反省してます。


その何とも言えない感情が、行動の齟齬に現れてます。


可愛い彼女の方がそりゃ勿論、周りに自慢出来るし当たり前なんだよなぁ(怒) マジ油断した(怒)

と思ってたら、

お前はお前だろ。

って言われて、絆されてる話。


でも次はちゃんと可愛い格好してくると思いますよ。

褒めてくれるならそこそこやる気出します。


ちなみに他の奴に

『俺の為にオシャレしたの?』

とか言われたら

『お前、自分を中心に世界回ってると思ってんの? 幸せ者だね?』

とか皮肉が飛んできます。

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