後悔の意味
後悔の意味とはなんだろうか。ググると、
『してしまった事について、後から悔やむこと』らしい。それもあると思うが僕は、少し意味合いが違う捉えかたもできると最近思うようになった。
3月14
日 ホワイトデーの次の日僕たちの中学校卒業式があった。
昨日女子にお返しをし、うわつているやつもいれば、今日中学校最後の日なのでそれどころじゃないってやつもいた。
僕はどうだというと、、、、
これが最後となると寂しい、悲しい。
クラス最後の時間に先生が作ったビデオを見て感動もした。けど何か違和感を感じる。
これで本当に最後なのか?と。
本当に中学校最後の日なのか?と。
妙な違和感が僕を襲う。その違和感の正体を探ろうと、中学校の三年間を振り返った。
中一
僕の小学校からはほとんどの人が同じ中学校に進学するので、友達などには困らなかった。
クラスの中心人物ではなかったが、友達にも恵まれた。先生も厳しかったが、いい先生だった。
中二
中一の延長線みたいなのものだった。クラスの中心人物じゃなかったけど、友達にも恵まれて、先生は中一のときとは違ったけどいい先生だった。
中三
これもまた中一の延長線みたいなもので、クラスの中心人物じゃなかったけど、友達にも恵まれ、先生にも恵まれて、後悔のない中学校生活だった。いやそうなのか?本当にそうなのか?
そういえば毎年やる学年のお別れ会で今年初めて出るやつがいて、そいつは俺より目立ってなくて、陰キャで暗いやつだった。僕たちがやるお別れ会はみんなでなにかやるんじゃなくて、やりたいやつが体育館のステージにたち、お笑いなどの自分たちの芸を披露する会だ。
参加するやつはいつだってクラスの中心人物だった。こんなやつが出るなんて初めてだった。そいつはオタ芸をした。最初はみんな戸惑ってたけど場の雰囲気に飲まれたのかこの歌知ってるっとある男子が盛り上がり、それから女子はよくわかんないけどかっこよくないと盛り上がりはじめ最後はアンコールを求めるやつもいた。その後そいつはお別れ会のMVP的な存在になり卒業アルバムに学年全員から寄せ書きをもらっていた。アルバムのページだけじゃ足りなかったのかノートに書いてもらっていた。
俺はそれを見て、そいつを尊敬した。それと同時に嫉妬した。"嫉妬"?そうか嫉妬したのか、ぼくは。
そいつのことをいいなと思ったんだ羨んだんだ。嫉妬したんだ。
俺は
そいつのように最後何かを残してみたかったんだ。でも程々でいいとどこか遠慮してた。ああこれがこの違和感の正体か、、、、
もう後悔しても遅い。
だからただただ後悔するのではなくそれを糧にするしかないのだ。それが後悔の意味だと思うから。