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2話 お風呂場でおしっこなんてしないから!!!

 気が付くと、私は先ほど見た夢の世界にいた。それも10歳くらいの女の子の姿も同じだし、私の服装までも何も変わらない。不幸なことに、お漏らししたという事実も消えておらず、衣服はぬれたままだし、足元に水たまりが残ったままでもあった。

「やれやれ、やっと目覚めましたか、このおもらし寝坊助さんは……」

私にとっては悪魔でしかない例の少女が私のそばでそう言う。


 「で、ここはどこなの?? というか、あなた誰なの?」

「えぇ~、ここで教えてあげてもいいんですが、とりあえず私の家まで行きましょうよ。あなたもそのおもらしした恥ずかしい姿のまま外にいたくないでしょうに」

私は何も言わずにこくりと頷くと、少女は歩き出し、私はそれについて行った。むろん、お漏らしで汚れたスカートが見えないように手で隠しながら。


 しばらくして、少女の家に到着した。もうずいぶん歩いたせいか冷えたスカートが私の太ももに当たり気持ち悪い。

「さて、ここが私の家です。さっさとお風呂に入ってきてください。おしっこのにおいが染みついてしまいそうで正直家にははいってほしくないのですが……」

「だれよ!! 素直にトイレに連れてってくれなかったのは!!!」

私は今になって再びおもらしした悲しさが込み上げてきて、目に涙をためながらそう言った。

「私なら、こんな幼女な見た目な少女にトイレに連れて行ってもらうだなんて、それだけで恥ずかしいですけどねぇ」


 「見た目だけじゃなくて、実際もそうなんじゃないの……?」

「詳しいことは後で教えますから、早くお風呂に入ってください。においます。」

まったく語気が強い少女だ。すぐに言い負かされて泣きそうになる。

私は少女にお風呂へ案内してもらった。


スカートのホックを外すと手にずっしりとおしっこを吸ったスカートの重さが伝わる。そして、黄色く染ったショーツを脱いで、お風呂場へ入る。

私がシャワーの蛇口を捻るとちゃんとお湯が出た。なんだ、私のいた世界とほとんど変わりないんじゃないのかな。


 「お姉さん、お風呂場でおしっこしないでくださいよ??

掃除するの私なんですから。まったくもう」

かぁっと頬が赤くなる。

「お風呂場でおしっこなんてしないから!!!」


 私はシャワーヘッドを掴み、お湯を体全体に掛けた。

「はぁぁ〜〜あったかいよぉ」

この時が一番の至福だ。


 うっ、リラックスしすぎて急におしっこしたくなってきた……

それにさっきは途中で意識がとだえたから全部だしきってないんだよね……

ダメって言われたし、ダメなのは分かってるんだけど、今外に出ても寒くておもらししちゃうし、あんな態度とるあの子への仕返しだ!


 私は下腹部にギュッと力を入れた。

う私のおしっこはシャワーの水に薄められて排水溝に流れて行った。


 ーードタドタドタドタ……ガラッーー

「お姉さん!!! おしっこしないでって言ったのにしましたね!!?」

急に少女がお風呂場へやってきた。なんで、なんでばれたの……

驚いたことと、恥ずかしかったこと、その両方でとてもドキドキしている。

「し、してないよ!!」

「嘘をついても無駄です!! 事情を説明するので早く出てきてください!! まったくだらしのないお漏らし娘ですね。まったくもうおしおきですからね!!」


 申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら私はお風呂場をでて体をふいた。

脱衣所には新しい服が用意されていた。しかしそこには真っ白なワンピースがあるだけで、ショーツがなかった。私はひとまずワンピースだけを着て少女のもとへと向かう。

「あの……洋服貸してくれてありがと……。けど、ショーツがなくって…」

「ショーツのことは気にしないでください。先ほどお仕置きをするといいましたよね??」

そういいながら少女はなにやら真っ白な布らしきものを私に見せつけてきた。


 普段よくおねしょをしてしまう私にはそれがなにかすぐわかった。

あれは紛れもなくおむつだ。それも私が普段使わないような布おむつ。

「おむつなんてしなくてもだいじょうぶだからぁ!!」

「お姉さんにところかまわずおしっこされてしまうとほんとこまるんですよ。その事情は後で説明しますから、そこによこになってください」


私は言われるがままにその場で横になった。少し冷えたフローリングが素肌に当たり体がぴくりと動く。

「ごめんなさい、お・む・つ替えシート引くのわすれてましたぁ」

えっ、あえてこの子強調して言ったよね。もう、ただでさえ恥ずかしいんだからやめてよぉ。


私は改めてシートの上に寝転んだ。

「ほら、足開いてください。恥ずかしがっているせいで全然開いてないじゃないですか! そんなのだったらお・む・つかえかえできまちぇんよぉ」

「もぉぉ、恥ずかしいからやめてぇ」

逆立ちでもしているだろうかと言うほど顔に血が上って行き、頬や耳が赤くなっていくのがわかる。


少女はさっきまでのいたずらっ子の顔を急にやめ、優しい顔つきで私のオムツを付け出した。布おむつは初めてだったがこのモコモコと包まれる感触、やはりどこか安心する。

はぁ、おうちに帰りたくなっちゃった。








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