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Analysis magician (アナリシス☆マジシャン)  作者: 怪盗N
第2章 幼年期
19/22

第19話 転生

ここまでようやく来ることができました

第19話 転生


トアが最初に転生予想の日を予言した日から明々後日、つまりは3日目のある時、和人は何かに引っ張られるような感覚に襲われる。


(でさってキタコレ!)

『きますね、定番の元気な男の子ですっていうセリフが』

(何に期待してるんだ)


ツッコミを入れつつ和人はワクワクを抑えるので必死である!

念願の異世界、未知の世界へ。


きたきたきたきたきたきたきたきたきたきた


ん?ってキツイ何これ?

『どうやらマスターはまだ生まれてないようです』

(なにーーーーーーーーーって痛い)

『頭が出ました』

(首しまってグルジーーー)

『ワン、トゥー、スリー…』

(カウント取らなくていいから)

『オーーーーマスターお誕生おめでとうございます』

(ありがとう…)


和人はこの時知った。

母親も大変なのだが赤ちゃんも大変であることを。

和人とトアはこんな感じで面白い半分痛いくらいで、するでいるが…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Side 母親


私の名前はティア・フォン・シルヴァと申します。

セントラル王国のシルヴァ公爵家の第1夫人です。

そんな私は今二人目の子供がお腹の中にいます。

そう今私の中にいるこの子は天才なのです。

長い歴史を持つシルヴァ家ですがこの子ほどの天才はいないでしょう、それどころかこのセントラル王国のどこを探してもいないでしょうね。


お腹が大きくなっていくと同時にこの子の魔力量がどんどん上がっていき、今では周りの皆がこの子の誕生を待ち望んでいるもの。


そして今朝早くに来た。

どうやら早く出たいのね


それからしばらくして無事、産まれてきてくれました。

この子は魔力量も凄いのだが体も大きかったので大変でした。


メイド長ホナ「ティア様おめでとうございます、元気な男の子です」

ティア「ありがとう、無事生まれてきてくれてよかったわ」


そんなやり取りをしている間に他のメイドが赤ちゃんの世話をする。

世話が終わるとティアの元へ赤ちゃんが運ばれる。


ティア「可愛い子、まるで天使みたい、ホナもうウィルに入っていいと伝えて」

メイド長ホナ「かしこまりました」


ドアを開け廊下にいるであろうシルヴァ公爵家当主ウル・フォン・シルヴァ・プラータ

を呼ぶ。

ウル「お疲れ様、ティア」

ティア「ありがとうアナタ、この子よ」

ウル「この魔力量、素晴らしいこの子は大切に育てよう」

ティア「それでこの子の名前は決めたの」

ウル「ああ、この子の名前はテオだ」

ティア「よろしくねテオ」

そうしてその場は新たな家族を歓迎していった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Side 和人テオ


俺は今上質な籐で作られた揺かごの中にいる。

『定番どうり元気な男の子ですって言いましたね』

(うん…)

『どうかなさいましたかマスター』

(ここまできてようやく実感したよ、マジで転生なんだな)

『はい、どこからどう見ても転生ですね』

(はぁーーー)

『なんでため息何ですか、ここはハイテンションで咆哮する場面でしょう』

(だってさ、テオだよ)

『私はマスターと呼ぶので支障はありませんが、そんなに嫌なのですか』

(嫌ってわけではない、かっこいいと思う)

『ならいいのでわ』

(でも俺には和人っていう両親から貰った大切な名前があるんだよ)

『マスター、マスターはこの地で新しい人生をおくると決意してここまできました、そんなマスターがいつまでも地球のことを考えていては前に進むことはできません』

(文句言っても状況は変わらないし、わかったよ!この〝テオ〟で頑張るよ)

『私も全力でマスターを補助します』


こうして

和人は異世界でテオ・フォン・シルヴァとして生きていくことを決めた。

だが、問題はまだ一つある。

言語である。

なぜ名前がわかったかというと生まれてからこの揺かごに入れられるまでに聞いた会話を分析・解析を使用し完全記憶で完璧に覚えてしまった、トアから教えてもらった。

俺も分析・解析から完全記憶を使用すればいいのだがまだ能力を使いなれていないためトアの補助無しでは赤子同然なのである。

そして、トアに頼むのもいいのだが、それではいつまでたっても赤子のままである。


(それではダメだと思う、だから俺はこの2つの能力を使いこなして言語を習得して見せる)

『ファイトです、マスター』


こうしてテオの言語習得のため分析・解析と完全記憶の2つの能力を使えるよう練習し始めたのだった。




よろしくお願いします

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