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Analysis magician (アナリシス☆マジシャン)  作者: 怪盗N
第1章 異世界に俺は行く
13/22

第13話 ちょっとした事件と素っ裸

少年の話が長くなりすぎました。


俺は今多くの人に注目されていた。

なぜこのような状況になったか説明しよう!


今現在和人は謎の声に返事をいきなりされ声が裏返り女性の悲鳴を出してしまった。

和人は発声練習もしっかりこなしていたので女性の声も勿論出せます。

しかしこれが裏目に出たのです、30歳、男性がいきなり女性の声で叫ぶ。

これはオカマなどと勘違いされる可能性がある。

そして聞かれた場所も悪かった。

この本屋さんは人が大勢いる商店街なのである。

さらにそこにいる人たちは九分九厘知り合いである、なのでまさかあの和人さんが

オカマ?

と衝撃の受けるのだ。


不味い!非常に不味い!しっかりと訂正しないとやばい!


訂正する言葉を考えている間にも事態は悪化して行くのだった。


「あれ和人さんじゃないか」

「えっでも今女性の声だったような」

「そうだったよね」

「そうそうちょっと可愛らしい声だった」

「あんな声が出せるものなのか」

「いや無理だろ、普段から使ってないと」

「なぁ和人さんってさアレなのか」

「いやいやあの人に限ってそれはないでしょ」

「あっもしかしたらいつも声を変えて一人で会話してたりして」

「怖!」

ちょっとした地元の元アイドルが今ではオカマで声を変えて一人で会話してる人になっちゃったよ。


そんな中一人の少年が助けてくれる。

「皆さん適当なことを言わないでください!」


あの少年…誰だったけ?


どうやら和人さんが忘れているようなので自分で紹介します。

まぁ和人さんが僕だってわからないのもわかります、長かった髪は短髪に猫背だって直しましたから。

僕の名前は右林光輝みぎばやし ナイト小学5年生だ。

僕はこの名前が大嫌いだった。

だがある夏休みのラジオ体操帰りからはこの名前が好きになった。

そう和人さんの一言で俺は助けられた。

和人さんはこの辺の人なら誰でも知っている人だ、もちろん僕も知っていた。

どこまでも真っ直ぐでひたすら努力する人。

みんなが認めている人、僕はそんな人に学校から泣きながら帰っているとき話しかけられた。

(クソ!なんでいつもバカにされなきゃいけない)

「どうしたんだい?」

(ん?あっ努力の人だ)

「いえ、なんでもありません」

「俺、いつもこの時間手伝いの移動で通るんだけど、君いつも泣いてるよね」

「泣いてない!」

「そうだな、男は簡単に泣いたらダメだ」

僕は驚いた、正直に言うと僕は泣いてる、そして泣いてないって言うと親からも、あらそうなのねと言って相手もしてくれないからだ。

「君の名前は?俺は一条和人って言うんだ」

「…」

「えーと!怪しい者ではないのだけど」

「笑わない?」

(もしかして名前を言いたくないのかな?でもここまで来てさよならはダメだよな)

「笑わないから」

右林光輝みぎばやし ナイト


この時の和人は理解していた。

(あっ、わかったキラキラネームでイジメられてたりするのかも)

(この子は名前で悩んでるんだから気にするなとかそんな言葉を言っても良くないここはやっぱり良いところを言ったほうがいいな)

と考えた和人の返事がこれだ。


「そうか光輝ナイトって言うのかカッコいいな」

「かっこいい?」

「え?カッコよくないか?」

「そんな風に思ったことはない」

「そっか、それで光輝ナイトは何で泣いていたんだ」

「…この名前のせいでイジメられる」

「ふむ、光輝ナイトそのイジメをする奴の名前はなんて言うんだ?」

「え?小林〇〇君って言うんだ」

「〇〇君って言うんだね、それで光輝ナイトの学校には〇〇って名前の子は何人いる」

「2年生に一人いたって小林君が言ってた」

「ほら被っちゃってる!でも光輝ナイトはいないだろ」

「うん」

「ありふれた名前じゃない光輝ナイトって名前は特別なんだよ!」

「同じ漢字だと意味も同じような名前になっちゃう、でも光輝っていう名前には光輝ナイトだけの意味がある特別な名前だ!」

「何が言いたいかっていうと独り占めってことだ」

「それにたとえ友達にイジメられていてもこんな名前なんて言うなよ両親が光輝ナイトって名前にいろんな想いを込めた特別なものなんだから!」


この時の和人は失態に気づいた。

(しまった!それじゃ同級生の小林〇〇君と小学2年生の〇〇君も互いに両親から特別をもらってるから光輝ナイトの特別感が薄れちゃったよ)

しかし言ってしまったので、そのままにした

しばらく黙ってしまった光輝ナイト君。

(ちょっと難しかったかな?まぁ俺の説明が下手なのかもな、教師ってすごいな)

そんなことを思う和人でした。


「うん!わかった、もう嫌いなんて言わない」

「ああ、気にするなそれより光輝ナイト君ちょっといいかな?」

「はい、なんでしょうか?」

「男の子だったら短髪のほうがいいかもよ!あともっと背筋を伸ばした方が勉強とかしやすいと思うよ」

当回しで伝えたから大丈夫かな?

傷ついたらごめんね。

「わかりました!」

「よし!元気になったな、ってやばい手伝いの時間過ぎてる!じゃあな光輝ナイト

「はい!和人さんありがとうございました」

そう言って90度のお辞儀をした。


ということがあり今の僕がいる。

というか回想途中ちょくちょく和人さんが出てくる、思い出して付け足してくれたみたい。


「和人さんはオカマでも一人で会話をする人でもありません、和人さんは努力の人です」

(あの子、光輝ナイトだ、言ったとうりに短髪で背筋も伸ばしたんだな)

光輝ナイトありがとな助けでくれて、皆さんこの勇敢な光輝ナイトの言うとうり俺はオカマでも一人で会話したりしません、ノーマルです大事なことなのでもう一度言います、ノーマルです」

すると

「まぁそうだろうな」

「和人さんは努力の人だよな」

「ごめんなさい」

「私も」

一件落着である。


俺は光輝ナイトを見る。

(やっぱりイジメられていた理由ってあの髪の長さと猫背のせいだろ)

そう俺は最初に光輝ナイトと会ってから指摘するまでこの二つに原因があると思っていた。

名前云々の前にそこだよ!っと何度ツッコミを入れたことか。

でも指摘した二つも改善され今は堂々としてる。


光輝ナイト名前以外もかっこいいじゃないか」

「ありがとうございます、和人さん」

「それじゃ解決したし俺は行くな」

「はい!また」

俺は逃げるようにその場から離脱した。


努力の人こと一条和人は実はオカマで一人で会話する人事件が解決したことで和人はあの正体不明の声について気になり始めた。


あれから20分くらい経過したけどまだ話せるかな?

俺は家に帰れながら会話を試みる。

(あのー)

『はい、なんでしょうか』


やっぱり勘違いとかじゃない、しかも神様と話す時と同じように俺の心の中で会話するようだ。


(あなたは別の神様ですか?)


そうあの神様の爺ちゃんの声ではない、機械の声と女の子の声の丁度中間の声なので違う人だと思い質問したのだ


『違いますよ、私は神格自立型補助核です』

なんだそれ?いつから俺の中にいるのだろうか?

(その神格自立型補助核さん?はいつからそこに?)

『昨日の夜12時57分からです』


随分と正確な時間を回答してくる。

というか!その時間って!


(もしかして神様からもらった力の一部ってあなたのことですか)

『はい』


どうやら神様からもらった力はこの機械娘?

神格自立型補助核のようだ。

もしかして俺が異世界の次に恋がしたくなるのがわかってこの会話ができる機械娘を力と言ってくれたのだろうか?

うーん、神様から貰うものだからてっきり圧倒的な破壊の力とかどんな傷や病も直すような回復、などチート能力的なものを期待していたのだがな。

まぁ折角いただいた力だし仲良くなっておいたほうがいいよな。

これから共に異世界を歩んでいくのだから。


(わかった、取り敢えずお互い自己紹介をしよう)

『了解』

(よし、まずは俺から名前は一条和人いちじょう かずとと言います。年齢は30歳で趣味は『知っています』今はマラ!え?)

『知っています、和人様及びマスターの情報は私が目覚めてから分析し収集を始めて、先程終了しました、ですので全て知っております』

(…)


どうやら俺の情報を全て知っているようです!俺は素っ裸にされました!

どうやら俺は勘違いをしていたようだ。

分析、怖!不公平だ!ずるい!チートだ!

そうだ!俺もこの機械娘から情報を絞り出してやる。


(じゃ君のことを教えてよ、どんなことができるの?)


仮にも神様から貰った力だ、意外といろんなことができるかもしれない。


『私ができることはマスターを補助することだけです』


どうやら彼女?は俺の補助ができるそうです。

やったね!うん!







ガミざま、オジイざま、おねがいじまずもっどいいぢがらをぐだざい。


これが俺と神格自立型補助核との出会いでした。


よろしくお願いします。

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