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詩・歌詞

今  君の元へ

作者: 村上ガラ

詩というより歌詞に近いものです。

カテゴリー:Jポップ、十代・・・かな。


秋月 忍様主催の夜語り企画参加作品です。


お時間いただけましたらお目通しお願い致します。_(._.)_


地面じべたひろげたポテトチップスの袋

飲みかけのペットボトル

集めたコインがポケットの中で

小競こぜいしている音



メットもなしで二人乗り(タンデム)して

またたきの間だけの自由フリーダム

誰もいない湾岸道路を二人

背中から回した君の腕のはかなさ



レジの中にはアジア系の店員

成人コーナーのニタついたオヤジ

ごみを捨てたくても

ダストボックスにはチェーンがかかっている



いつの間にかここにいる 

がんじがらめの日々

年老いた犬の様に ひもでつながれ

意志など持たぬ群れとなって よろよろと歩く



続いていく未来もこれなら 

やがて来る明日もこうなら

すべて誰かの思い通りなのなら

僕たちは 行く先を決めつけられているのなら



叩き壊せ 今 すべてを

燃やし尽くせ 灰になるまで

他人ひとの声も 愛を語る嘘も

そのすべて捨てて走り出そう



今なら聞いてくれるかな 白い月がフェードアウトし

夜明けの太陽が顔を出すその瞬間に

このチンケで滑稽なこの僕の 

それでも愛の歌を 

Song for you






真っ暗な海に吸い込まれていく

いら立ち 無力感 君の嗚咽

触れることすらためらうほどに

孤独な 傷ついた君の心



「なんでもない」と薄く笑みを浮かべ

見せてくれた心のかけらを隠すように

君の心は高い壁の向こうに回る

壁に隔てられ 僕はまた君を見失いそうになる



ならば その壁を壊しに行くよ 

今 君の元へ

まるでおもちゃのスロット回すように

いつか引き当てた運命 書き換えるため

今 君の元へ

Song for you



今なら聞いてくれるかな 白い月がフェードアウトし

夜明けの太陽が顔を出すその瞬間に

このチンケで滑稽なこの僕の 

それでも愛の歌を 

Song for you




お読みいただきありがとうございました。m(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「青春」の無鉄砲さとか、弾けそうなその思いが滲み出ていると感じました。 本気で誰か、これに曲をつけてみませんかねぇ。
2019/04/03 22:11 退会済み
管理
[一言] 走り出したくなりそうな勢いのある詩ですね。そうだ、色々と胸の内側に溜まった滾ったものをぶつけるんだ! だが我が家にはバイクはない。チャリもない。 くっ、この情熱をぶつける相手がキックボード…
[良い点] 読みやすいし、ノリやすいし、分かりやすい! 私、こう言う詩が好きです。 2度も3度も読ませて意味が分からない詩が多い中、ステキで飾り気のない現実的な感じ。 でもロマンチック言葉で駆け抜け…
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