4話 リア充しよう٩(ˊᗜˋ*)و←浮かれるな(自分に言い聞かせる)
「あの…お、お邪魔します…!」
光と共に俺の部屋に現れたのは宮代さんだった!
しかもパジャマ姿だ!
「うわぁぁぁぁ!」
「お、落ち着いて下さい!」
「あ、ああごめん!でも、目の前に、しかもいきなり俺の部屋に現れるのはダメだぞ!」
「す…すみませんでした…。今度からはちゃんと先に言ってから来ます。」
いや、来られても困るが今回はそれで妥協することにしよう。
「宮代さん、ワープというか瞬間移動も出来たのか。」
「はい。街中で偶然見かけて手に入れました。」
おお。羨ましい。
「で、なんでここに来たの?しかもパジャマ姿じゃないか!」
パジャマ姿…とても、とても可愛い。
「いや、ただ会いたくなって…。あと、明日の学校ではどのように過ごそうかと。同じクラスですし。」
「あぁ、それもそうか。」
クラスのみんなにはどんな風に言えばいいのか。そもそも普通、彼女出来ました!なんて言うのか?
「私としては神崎君と一緒にいたいのですが。」
お、照れるなー
「その言葉は嬉しいんだが、みんなにはつ…付き合った事を言うのか…?」
「言ってしまって構わないと思うのですが…。どっちでも良いですよ?」
「そうか。でもあまり騒ぎにならないといいんだが。」
高校生にとって他人の交際は凄いネタだからな。
『リア充か、爆発しろ!』って奴は何人もいるだろう。昨日までの俺がそうだったようにな。
「じゃあ明日の事は流れに任せるとしましょうか。という事で私は帰りますね。」
「分かった。じゃあまた明日な。」
「はい、おやすみなさい。」
「おやすみ」
そして宮代さんが帰ると思ったが、宮代さんがまた話だした
「すみません…。一つ重要な事が…。」
「なんだ?」
「神崎君は私に砕けた感じで話してくれているのに、私が敬語で話すのもどうかな…って。」
「そういえばそうだよな!それにお互い苗字呼びってのもな。」
それは俺も少し思ってた。もっと畏まらずに話してくれていいのにって。
それに、こういうのって意外と大事だと思うんだよね。
「じゃあ私は麻刀君ってよぶから私の事は真結って読んで下さ…読んでね!」
あ、今敬語から頑張って回避したな。なかなかやりおる。
じゃあ俺も、ちょっとまだ恥ずかしいが名前で呼ぶか…
「分かったよ。真結。」
彼女の顔が赤くなっていく。可愛い!
「恥ずかしいけど、これでいきましょ…いこうか!麻刀君!」
まだタメ口に慣れてないのか。まあ、これから慣れていくだろう。
「じゃ、おやすみ。麻刀君。」
「じゃあな。おやすみ。」
そして彼女は家に帰っていった。
いい感じだな!俺!
宮代さん…じゃなかった。真結が意外と積極的なのは凄く嬉しい。
でも、明日の学校は疲れそうだな…。
アニメでも見てから寝るか。
(実はアニメが凄く好きだったりもする)
ヤンデレというよりデレデレな感じに仕上がってますが、過程でヤンデレになりますのでしばしばしのお待ちを…(><)