14話 平和からの混沌
混みに紛れ、流れで走っていたけど、俺達は何から逃げているんだ!?
「あのガーヴィライア、結構ヤバかったけどこのままでいいのか!?」
「そんな事言っても警察が対処してくれるのを待つしかないだろ!」
周りから聞こえてきたのは…ガーヴィライア…!
危険人物の集団組織がこんな所にもいたのか!
いったいどんな能力者なんだ!
「後ろの建物もどんどん破壊されてた!!」
「この周辺の人は気づいたらしいから、もう車も来ないし、逃げてるこの人混みの人達しか危険区域にいないらしいぞ!」
なんだって!?
もうこの人混みにいる俺達以外はこの現状を把握しているのか!!
今の警察は凄腕の能力者が選りすぐりで揃っているから大丈夫だとは思うけど、早く来てもらわないと死傷者が出てもおかしくないぞ!
「麻刀君、聞いた?」
「え!?何だ真結!」
「今のガーヴィライアって。」
真結はさっきから何なんだ!?
こっちはこんなに真剣に逃げてるってのにどうしてそんなに落ち着いたように……!?
振り返って見た真結の目からは光が消えていた。
「これが誰かの仕業だとするなら、許せないね…。そうでしょう?麻刀君。」
人混みの中、真結は掴まっていた俺の手を引っ張って立ち止まる。
「おい!早く走らないと!」
「麻刀君はデートを邪魔されて何とも思わないの…?」
「はぁ!!?」
人混みは俺達をかき分けどんどん進んで行く…
そして俺達は、まるで戦場と化した街に2人置き去りになってしまった…
「お…おい…あれ…!」
「あれね…」
砂煙の中から見えてくる影…
目の前にいるのはもしかして…まさか…ガーヴィライア…!?
「おい!!マジで逃げないと!!」
「あれが私達の邪魔をした……」
「…!」
真結はもう目どころか、真結の全てから光が消えているように異質なオーラを放っていた…
そして砂煙からその大きな姿が見えてくる…
ガーヴィライアについては「6話」で少し触れています。
ここまでヤンデレ感が少なく「真結の病み」を発揮出来ずにいると思いますが、読み進めて貰えると幸いです╭( ๐_๐)╮




