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THE FINAL WORLD  作者: アルヱ。
第一章 end of the opening
3/3

episode2

―――――――聖地 レイヴローザ








「魔法とは、常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。それ故に

魔法とは常人を傷つけるためにあってはならない。常人のみに全てを奉げるべし。我は魔法使い。あの日の過ちを犯してはならない―――」




ジャラジャラと鎖が擦れ合う音が響き渡り、4人ほどの人間が周りに護衛を引き連れて、歩いていた。両手と両足はそれぞれ鎖につながれ見るからに歩きにくそうな格好で前進していく。そんな中、一種の‘魔法書”のとある1文を呪いのように唱える声が響いており、両手足の鎖によって痛々しい痣や血はどうも気にもならないようで、どちらかというと喜々としている様子だ。声はあからさまに女の声で、マスクのようなもので顔は隠されており、その姿までもは確認はできない。永遠としゃべり続ける女のひとつ前には、さっきの者よりは少々小柄で静かに歩いていた。ただ一つ特徴的なものがあるとすれば、両サイドにくくられたブロンドの髪くらいである。そのまたひとつ前には、ブロンドの髪の者よりか格段に物静かな者で、長身。そのまたひとつ前には長身の者よりは小さめの者であり今までの4人との大きな違いは、顔につけられているマスクだった。詳しく言うと、マスクは同じなのだが口の部分が大きな器具で固定されておりどうやら口がきけない仕掛けになっているようだった。

なによりも目立つのが、

列の一番最後で運ばれている大きな棺桶のようなもの。おそらく人が入ってるのだろうと思わせられるほど何か不気味である。





「不気味だな・・・」



なんて声を漏らすこの世界の人間はそう少なくはないだろう。実際かなり不気味で、まれにやってくる魔術サーカス団のように華々しい様子ではないのだ。たったの4人、5人に数十名もの護衛が武装してついて歩いている状況で、とても冗談なんて言えない。



「噂のあれだろ・・・ケロインド世界から運ばれてくるっていう・・・」

「あぁ・・あの極悪犯だろ?伝説のヨハン氏が決めた魔法使いであるためのルールを破った殺人者たち。」

「あんな奴ら、使えるわけがないだろう。放し飼いにして、人間様様を絶滅させに行くっていうのかね、」

「まてこれは禁止事項だろう、公言したとばれるとどうなることかっ」

「ここは、聖地レイヴローザだぞ?魔法使いは重宝される存在であるし、魔法使いしか存在しない世界だ。テレポートも人間には使えぬと来た。」

「どうせ我らとて、ここから出られんのだ・・・」




魔法使いたちのひそひそ声が重なりに重なり、大きな声となった。

話している内容だなんて耳には入らず、単語単語が耳に入ってくる程度。しかし現状を分かっているものであればその単語だけで十分だである。


この地にいるすべての者たちは魔法使いである。

聖地レイヴローザには魔法使いしか存在しない。だからこそ、誰もが世界の数々・・・ラグメルの異変には気づいていた。ここには現状を知っているものしか存在していないのだ・・・・




ケロインド世界:魔法使いにおいて最高最悪の刑務所。主に凶悪犯を収容している場である。その世界のすべてが刑務所となっている。



魔法書:ヨハン・G・ファウスト著作の研究書。この魔法書をもとに、すべての魔法使いの規則が作られた。魔法使いである彼はその一生を魔法開発のために費やし、常人のために研究をつづけた。ある世界の錬金術(それぞれの世界によって魔法の呼び名は異なる)を実験中に爆死。5体がばらばらになりその一生を遂げる。噂では、悪魔の力を所有していたともいわれている。


テレポート:それぞれの世界に移動するための公路。魔力を持つものしか通過することができない。利用するには一定の魔力が必要となり、その基準値にたっしないものは通過することができない。6人の偉大なる魔法使いの計らいにより、簡単に誰も通過させないために高い魔力基準値に設定されている。使用後は大量の魔力消費による疲労感に襲われる。

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