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猫は静かに姿を消した  作者: 神梛 那央
8/82

黒猫と2匹のワンコ

午後の授業はめんどくさくなったから

受けずに寮に帰った。


まだ荷物を片付けてもいない。


めんどくせー。




そしてめんどくさい二人が

ついてきてるから更にめんどくさい。



「なに?」



鬱陶しそうな顔で振り返ると

ハルカは少し困った顔で

(あきら)は少し楽しそうな顔で



「部屋が隣だから」

と答えた。



まじですか…

ここは女子寮と男子寮で

別れてないんすか…。


まぁ私は男子としてだから関係ないか…



ちなみに(あきら)とハルカは

同室らしい。



「僕の同室者は?」



プレートには私の名前しかない。



「はーやん(早川)が『木村は外部生で慣れないだろうから一人部屋だ。お前らの隣だから仲良くやれ』だってよ」



(あきら)が言った。



なつかれてから(あきら)のキャラの違いに少し戸惑いを感じた。

名前呼びも強制だし

なんというか…馴れ馴れしい。

あの威嚇はどうした。



てか、外部生だからとか適当な理由つけて一人部屋にしたの絶対、麻琴(まこと)の仕業だろ!!


なにやってんだよ!!

職権乱用だろ!!



ガチャッ

扉を開けたら当然のように入った(あきら)



「おい!!」



「んあ~?」



はー、めんどくさい。



後ろを振り返ると

ドアのそばで戸惑ってるハルカ。



「ハルカも入ったら?」




少しため息をつきながら言ったら

嬉しそうな顔をしたハルカ。



まるで犬みたい。





犬…あいつみたいだな。


今はしばらく会っていない

懐かしい仲間をふと思い出した。



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