表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫は静かに姿を消した  作者: 神梛 那央
13/82

黒猫は静かに倒れた


体育祭は見事私達のクラスが優勝した。





体育祭翌日は休息を取るということで休みとなっていて、土日と重なり三連休となった。


実家にも帰ろうかと思ったが

みんな疲れたのかあまり帰郷者が

居なかったので私も寮に残った。



つまり三日ぶりの登校。

教室…いや、校内では

体育祭の時の私の借り物競争で

麻琴(まこと)と私の関係に関して持ちきりだった。



周りと接点を持とうとしない私と

行事ごと以外は顔を出さない理事長。


周りは気になってソワソワしている。

その姿が少し面白くて笑いそうになった。



「あーっ!みーくん髪切った!!」



そうそう、三連休暇だったから

暑くて鬱陶しい髪を少し切った。

そして体育祭以降、奈美は私を

"みーくん"と呼ぶようになった。




「暑いし、邪魔くさかったからね」



「短いと可愛い顔が少し見える!!」




勿体ないからもっと切ればいいのに、なんて言ってくるけど誤魔化した。

元々男装のため切ったとは言え、正体がバレたくないための男装なので、顔を隠す長さだった。



それに可愛いもなにも、ただの平凡ですから。




「ありがとう」


一応お礼は言っておく。



「よっ」


「おはよう、ございます…」



(あきら)とハルカが教室にきた。



おはようございますって昼ですが?



そうそう、風の噂ってやつで聞いたけど、(あきら)とハルカはこの学園では有名な不良らしい。



怖いとこなんて1度も見てないから実感湧かないけど。


これから昼食を食べに食堂へ向かうところだったから(あきら)とハルカも加わり四人で向かった。




「でねー、みーく…」




パタッ





「みーくん!?」




食堂へ向かっている途中、

私は静かに倒れた…。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ