森にて……
やっとテストも終わって成績もオワタので、投稿再開です。
「う……うん?」
未だに寝ぼけている頭を叩きながら、辺りを見渡す。
寝起きは悪い方ですが?
「畜生……絶対殺してやるからなあの野郎……」
脳裏で、犯罪者顔で笑う最高神サマに裏拳入れながら気付く。
「おっ、川じゃん」
小川が流れている。現代日本では稀に見る美しさ……と言っても、森の中だから別に珍しくもないか。
先程から起きている頭痛を和らげるため、川に近づこうとした、その時、
鼓膜が破れる程の轟音が響いた。
「うおおおおおああっ!?」
そう、例えるなら兵器というか、大砲みたいな? そんな、感じ。
「いてえええええ!!!!」
まあ、想像してほしい。
そこら中を転げ回りたいほどの頭痛と、
そこら中に逃げ回りたいほどの轟音の足し算を。
「ああー、うん。さっさと冷やそう。耳も」
周りに人ひとりいないのに呟くもんだなあ。
自分に呆れつつも、今日の不運を嘆きながら、手にひんやりと染み渡る水の冷たさを感じながら思う。
何か知らないけど、神サマに出会って、義務だか何だか知らないのやらされることになってて?
……義務?
神サマ?
何だか変な事を普通に思っていたことを気にしながら、その水を顔にかけようとしたのだが、
本日二度目の轟音が鳴ったのである。
「うおっ!?」
だが先程よりも短く、一瞬で、
尚且つ近くで鳴った。
……
「…………」
恐る恐る後ろを振り向くと、そこには…
俺が先程まで立っていた地面が、完膚なきまでに粉々になって、プチクレーターを形作っていたのである。
「ちょっ、何の冗だ-
再び轟音。
本日三度目の轟音ありがとうございます。
「…………何か嫌な予感が……」
まあ、予想が当たってたら嫌なので、一応逃げたりしようか、うん。
この短いのは、いつか纏める日が来るのだろうか?