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君の嘘  作者: ノアP
第一章・死の連鎖
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第3話・残された記憶

「おい!起きろ!おい!」


……あれ。


ここ、どこ。


ベッドの上。


「お兄ちゃ……」


ズキッ。


頭が痛い。


あれ、お兄ちゃんは?


……いない。


「花那、お前急に倒れてずっともがいてたぞ」


あぁ、そうか。


(お兄ちゃんはいない)


(今は、花那だった)


「……なんでもない」


でも、頭の奥に残ってる。


(探さないと)


(お兄ちゃんを――殺したやつ)


※回想


「お兄ちゃん!」


「今日もお母さん帰って来れないんだって!」


「はぁ?またかよ」


「お腹すいた!なんか作って!」


お母さんは仕事が忙しく、帰ってくる日が少ない。

お父さんはいない。

だから、お兄ちゃんがよくご飯を作ってくれる。


「材料少ねぇな……」


「今日はチャーハンだな」


「やった!!」


フライパンの音。


油の匂い。


私はお兄ちゃんが作るチャーハンが好きで格別に美味しかった。


「ほら、できたぞ」


「いただきます!」


――おいしい。


この時は、何気ない会話をして、毎日が楽しかった。


あの日が来るまでは。


いつも通り平和だと思っていたこの日常が――


一瞬で、悪夢へと変わった。


そう、この日私たちは死んだ

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