表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の嘘  作者: ノアP
第一章・死の連鎖
2/18

第2話・揺れる記憶

あれ、この笑ってる顔――

花織に似てる。いや違う、妹か。妹にそっくりだ

「優希は、転生って信じる?」

突然の質問。

「信じるわけないだろ」

即答する。

「そっかぁー」

花那はあっさり笑う。

「私は信じるんだけどね!」

妙に話しやすい。

なのに――どこか引っかかる。

既視感。

さっきからずっとそれが離れない。

「……気のせいか」

とりあえず、夕飯を作ることにした。

「はい、これ。今日材料なかったからチャーハンとスープね」

「わぁ!!うまそー!」

花那は嬉しそうに食べ始める。

その様子を見ながら、違和感が消えない。

――この子。

本当にただの子供か?

スプーンの音だけが響く部屋。

「ねぇ」

「なんだよ」

花那は少しだけ笑って言った。

「優希ってさ、やっぱり優しいね」

「……は?」

その言葉に、なぜか胸がざわつく。

まるで――

昔、誰かに言われたような。

「……知らねぇよ」

優希はそれを振り払うように呟いた。

花那は気にせず笑っている。

その笑顔が――

やっぱり、どこか“あの人”に似ていた。


ー花那

「優希!お風呂!」

「お湯湧いたから入っていいぞー」

「一緒に入ろ!」

「ゲッ……」

嫌な顔しやがって。

お前の好きな人と入れるんだぞ。

優希、元気ないね。

私が死んじゃったから元気ないのかなー。

まだ確信じゃないけど、優希とは兄妹だったかもしれないんだよなー。

(優希)

(この顔……)

あれ、この顔。

お兄ちゃんに似てる。

――ズキッ

頭が痛い。

「お兄ちゃん!死なないで!」

「まだ生きてて!お願い!」

ドクンドクン……

心音が静かに響く。

血が流れていく、

「おにぃぃぃぢゃぁぁん!!」

――グサッ

痛い。

お腹から血。

あれ、私は死ぬの?お兄ちゃんは無事なの?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ