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藍色の空

藍色の空 ~第3章~

作者:ジョンジ
最新エピソード掲載日:2025/10/13
冬の街に灯るイルミネーションが、四人の影を優しく照らしていた。
優芽と翔太の仲の良さに、藍と空汰はどこかぎこちない距離を保ちながら歩く。
それでも、街の賑わいときらめく灯が、ふたりの心を少しずつ近づけていった。

ファミレスで過ごした温かな時間。
ふとした拍子に指先が触れ合い、藍の胸の奥で何かが小さく鳴った。
けれどその瞬間、彼女の脳裏に浮かんだのは、家でひとり美緒を待つ妹の姿だった。
笑顔の裏に隠された罪悪感と、どうしようもない現実。
それでも、空汰の優しいまなざしに、藍はほんの少しだけ救われていく。

クリスマスの灯の下、四人は笑い合う。
だけど、藍の笑顔はどこか儚く、
空汰はその笑顔の奥にある「何か」に気づき始めていた。

──この夜、藍の心に小さな灯がともる。
それは恋のはじまりであり、まだ痛みを伴う温もりの記憶だった。
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