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EP.35 孫の反省促すものの



 面倒だった。

 物凄く面倒だった。

 何がって? お嬢ちゃんとのやりとりだよ!

 結論から言うと、鑑定スキル持ちがお嬢ちゃんに取られちゃった。

 だって……こっちが引かなかったら、ヤル気満々だったんだぞ!?

 将勇の娘に怪我なんてさせて見ろ……娘溺愛鬼親父が降臨して、何をされるか分かったもんじゃ無い。

 どちらにせよ研究所所属になるから、必要になれば呼び出せるから良いんだけども、是非手元に置いておきたかった。

 まぁ、終わった事は仕方が無い。

 それよりもだ、中々に我が孫は、楽しんできた様だな。


「さてミオン……お爺ちゃんとの約束は、覚えているかな?」


「お祭り楽しかったの! 兎さんはお姉ちゃんへのお土産なの!」


 うんうん、お爺ちゃんの言葉を、無視しないで欲しいな。それと、お爺ちゃんへのお土産は無いのかい?


「お爺ちゃんから離れない事。人に迷惑をかけない事。それを守らないと、一ヶ月はお外に行けないぞって、約束したよな」


「カノと仲良くなったの! レオからお玉貰ったの! ラーメンを沢山作ります!」


 うんうん、お爺ちゃんの言葉は、空気か何かなのかな。我が孫ながら、聞く耳持たずって言うことなのかな?


「八代に存在知られちゃったし、あいつ結構勘が鋭いから、マジでどうなるかと冷や冷やしてたんだぞ……聞いてる?」


「悪魔の力の持ち主だったの! お母さん並みの力で、むぎゅってされたの!」


 うんうん、ちゃんと聞いてないよね。

 あれかな?

 その立派で可愛いケモ耳は飾りかな?

 本物だよね。だって、離れた位置からミオン呼んだら、ちゃんとこっち来たからね。

 

「これはアレだな……お父さんとお母さんに伝えて、お小遣いも減額だな」


「減額なんてするお爺ちゃん嫌いっ! お小遣いアップを要求するの! それでラーメンの具材を買い漁るの!」


 うんうん、ちゃんと聞いていたね。

 孫に嫌いって言われると、お爺ちゃんマジで吐血しちゃうから、冗談でも言わないでね。

 それとね、しれっとお小遣いアップを要求しないでね。


「ミオンがコスプレ喫茶に行きたいって言ったから、お母さんをわざわざ説得して、連れて来たんだぞ? 今日のお話をお母さんが聞いたら、絶対ブチ切れ間違い無しだ」


「言わないで! 今日の事は内緒! 内緒でお願いするのぉおおおっ!!」


 うんうん、その立派な土下座は何処で覚えたのかな? 

 えっ、俺の真似? 

 お爺ちゃんは土下座なんて、一回も孫に見せた事無いぞ?

 お父さんが言っていた?

 良し、帰ったらアイツぶん殴ろう。

 これは決定事項だ!!


「ミオン、一ヶ月は外出禁止。それに、地上に行くなんて持っての他だ。少しは反省しなさい」


「あぃ…お小遣い…ラーメン」


 うんうん、反省一割、お小遣い四割、ラーメン五割だな。

 あれだよね……ミオン日本語喋れるから、絶対こっそり地上で遊んでるよね。

 責任者は誰だ! はい! 俺です!!

 ミノンは字は読めるが、ミオンは読めるし喋れるからなぁ……教えたのが不味かった。


「取り敢えず、別ルートから迷宮入って、向こうに送らにゃならんなぁ。那邪道地区のビル、もう使えないだろうし……勿体無い」


「あのビルもう駄目?」


「そりゃあな。花乃歌や麗音、八代にバレたんだ、二度とあのビルの出入口を使うなよ。これは本気で、破ったら一年お小遣い無しだ」


「それは嫌! 分かったの、あのビルは二度と使わないの」

 

 マジで使うなよミオン。

 花乃歌なら大丈夫だけど、他の研究所の人間と鉢合わせしたら、面倒臭い事になるからな。


「それじゃあ夜も遅いし、今日は地上に泊まって、明日の朝に家に帰るぞ」


「お爺ちゃんとお泊まり! ゲームするの!」


 うんうん、ミオンさんや……深夜一時だから、絶対お布団に突っ込んで、寝させてやるからな。眠気眼で帰ったら、お母さんの逆鱗に触れちゃうからね。


「それに……お爺ちゃんは眠いんだ」


 働き詰めで、マジで眠いんだ。

 せっかくの休みだったのに……孫と一緒に、モフモフ堪能したかったなぁ。




 ミオンちゃんは自由だねぇ……レジ打ち出来るし。

 ラーメン大好き異世界犬耳強キャラ幼女!!


 お肉食いたさに丸まっていたイラストを、簡単に白黒で描いてみたけど……絵心無いから載せれない!!


 感想評価もろもろ頂けましたら!

 物凄く有難いで御座りまするぅ!


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