第五章「死んだ彼女に想いを告げ続ける」 二話
アラムたちの竜車が、アケルの騎士に強引に奪われてから二日が経過した。
ふと、遠くに見えたアケル王国の空を見ると、一筋の黒い煙が空へと吸い込まれている。
この世界において世界で一番大きいと言われている国……アケル王国。アラムたちがこの世界に来た当初、あれほど栄え賑わっていた王都はもうそこにはない。そう、壊滅していたのだ。
まるで空爆か何かにあったみたいに多くの建物は半壊し、焼け焦げており、人気も感じられない。いったい何があったのか、しきりにギャレンは竜車を操る騎士にそう詰め寄ったが、完全に無視を決め込まれ、久しく故郷に帰ってきた彼はひどく混乱しているところであった。
「……落ち着きましたか?」
「ああ、すまない。まさか故郷がこんなことになっているとは、いったい何があったのだというのだ」
狭い荷台に押し込まれてたキレスタールは憔悴しているギャレンを心配しそう聞くも、彼は顔を押さえて声を震わせている。見るからに大丈夫ではなさそうだ。ルアネが命を賭けて救った世界、そして自分と彼女の故郷がここまでボロボロになっている事実を見せられ、ギャレンは相当なショックを受けているのだろう。
「ごめんやっぱり駄目みたい……ショクルさんに繋がらない。捕まる前の夜には繋がってたんだけど」
船に助けを求めアラムが騎士の目を盗み、通信機で何度もショクルと連絡を試みるも連絡すらも繋がらず、なにやら胸騒ぎを感じたアラムも焦った表情をしている。今、一番冷静なのは情けないことだがキレスタールであるのは間違いなかった。
「ここで降りろ」
今までどんなに事情の説明を求めても無視を決め込んでいた騎士が、アケル王国の中心近くまで来ると、家畜小屋と思われる無骨すぎる建物へと蹴り入れられるように押し込められた。
そのあんまりな対応に青年は抗議しようと後ろから蹴りを入れた騎士を睨むも、すぐに凄まれへなへなと半泣きになりながら言うことを素直に聞き、その建物の奥へと連れていかれる。
家畜小屋かと思われた場所は、中には鉄格子が並べられ中にはどの牢屋にも三人ほどの人間が閉じ込められている場所だった。しかも臭い。排便などきちんと処理していないのだろうか? こんな場所にいてはすぐに病気になってしまうだろう。
「お前はこっちだ」
「アラム様! 必ず助けますゆえ!」
「いいから来い!」
と、道中のわかれ道でキレスタールが他の場所に連れていかれる。閉じ込められている人間は男女で別れている為、女性用の牢屋に連れていかれたのだろう。
そしてそのまま青年もどこかに連れていかれる。
「え、あれ。ギャレンさん……え、嘘、一人?」
と、青年が叫ぶキレスタールを目で追っているうちにギャレンも別の牢屋へと連れていかれたようで、完全に孤立してしまっていた。
「どうしよう……」
味方がいなくなり不安で顔を青くしていると、アラムの手首を掴み引っ張っていたアケルの騎士がガチャリと牢屋の鍵を開ける。ここが今日からアラムの部屋となるらしい。だが残念ならが個室ではない。中では髭を蓄えた男が、睨むようにアラムを見ている。
「早く入れ!」
別にもたもたしていた訳ではないが、高圧的に怒鳴る騎士に恐れをなして、そそくさと自ら牢屋へと入るアラム。そして、当然のように牢屋の中にいる先輩と目が合った。
「は、初めまして、あれ、ギャレンさん?」
よく見ればその先輩の顔はギャレンと似ていたが、どこか違う。というかいきなり髭が生えるなどありえない。それよりも歳を重ねすぎている。
「……あの出来損ないの知り合いか?」
「もしかして、ギャレンさんのご兄弟か何かでしょうか?」
多分だが、ギャレンとの歳の差から考えて長男なのだろう。すでに壮年といっていい風貌だ。
「一応は兄だ。あの愚弟はもしかして、まだ死んでないのか?」
愚弟とはずいぶんなもの物言いだが、そのギャレンの兄からあまりにも覇気を感じられなかった為、アラムは何も言わずキョトンとしたまま牢屋の隅へと移動して座った。きっと仲間を馬鹿にされた怒りより、同情が勝ったのだろう。
「生きてますよ。ちょっと今は人生最大級に落ち込んではいますけどね」
「せっかく生きて帰ってきて捕まればそうなるだろうな。どうせ意味もわからずにここに押し込まれたんだろう?」
「はい、今アケル王国では何が起こっているんですか?」
「王が乱心したのだ。先日責めてきた終焉の竜の使徒とやらに怯えてな。国内にスパイがいるのではないかと言い出し、怪しいと思った者を片っ端から捕まえている」
「――終焉の竜の……使徒ぉ!?」
ベッド一つ無いただの箱といっても過言ではない牢屋の中で、アラムは素っ頓狂な声を上げる。使徒とは何ぞや、と言いたげだ。
「えー、また新しい敵とか勘弁してほしいんですけど……」
ラスボスを倒したらやりこみ要素で真のラスボスが出てくるなんぞ、ゲームだけの話にしてほしいものだ。せっかくルアネの命を犠牲にして勝ち取った平和をなんだと青年は怒りそうになったが……とはいえ目の前にいるこの人物に抗議したところで仕方が無い。
青年は一呼吸おいてから、目の前の人物から情報収集しようと仕事モードに切り替わった。
「その使徒について詳しく、お聞かせ願いますか?」
「おい、情報交換だ。こっちだって外の情報が欲しいんだから交互に話すのが筋じゃないのか?」
と、髭面のおっさ……ギャレンのお兄様が機嫌を悪くする。いつの間にか彼の中ではアラムと情報交換をしている流れとなっていたらしい。
そういうのは事前に言ってほしいところだが……そこを指摘してこれ以上、不機嫌にもなられても困る。で、これから青年は自身の鼻で笑えるほど低い対人スキルで、なんとかゴマすり有益な情報を引き出さねばならないのだが……。
ということで手を揉み揉みしながら、精いっぱいの努力でぎこちない笑顔を作る青年。それを見てギャレンのお兄様は眉を吊り上げた。
「ふん、気持ち悪い笑みだな、貴様……下卑た商人ならば作り笑いぐらい完璧にしろ」
「それはどうも、ご忠告どう致しまして(そんなに気持ち悪かったかなぁ?)」
渾身のアラムスマイルの受けは最悪であった。まぁ、彼は男の言った商人ではなく調査員みたいな役職なので問題は……いや、調査員も調査員で現地民と交流を図る時にコミュニケーション能力が求められるはずだ。どちらにせよ青年のぎこちない笑顔は要改善事項だろう。
まぁそんなことはさておき、今は情報収集である。なにしろバイトとの連絡でさえ不通なのだから、なんでもいいので情報が欲しい今、この期を逃す訳にはいかない。
「そちらが知りたい情報はなんですか?」
「……愚弟以外の、ヴァイス家の人間について何か情報はないか?」
「いえ、こちらもこの国に来て間もないので、何も」
無音に近い牢屋の中で舌打ちが響く。きっと先ほどの回答でこいつは使えないとでも思われたのだろう。
「あの……」
「……」
そこからアラムが控えめに話しかけても無視を決め込むギャレンの兄。もう少し話してから有益かどうか判断してもいいのだろうにと青年が白けた顔をする。こういう人間は一度相手が格下だと決め込んで最終的に自分の首を絞めるタイプで間違いない。アラムが苦手なタイプだ。まぁ、この青年には得意なタイプがあまり存在しないのだが……。
「うーん……気難しい人なのかな?」
船でもこういった手合いはいる。今しつこくすれば相手の機嫌をもっと損ねてしまいかねない。なので青年は方針を変え、今までに得た情報を脳内でまとめることに決め込んだらしい。
まず、終焉の竜の使徒、これはよくわからない。もし使徒が本物だとしても終焉の竜はルアネがその身と引き換えにして滅したはずだ。
「となれば……」
それは情報不足で保留ということにすると、今やるべきことは王の乱心とやらの対策であろう。王はその使者とやらに怯えて、せっせと騎士に命じ、日夜スパイ疑惑のある人々を捕えているという話だった。
とはいえここに押し込められている人間は莫大だ。多すぎる。かくや国民全員がスパイになってしまったレベルだ。このギャレンの兄という貴族の肩書を持つ人間や、この牢屋に押し込められる前にはただの子供や浮浪者にしか見えない老人すらも、牢屋に詰め込められている。
「……無差別で捕らえている?」
この国の王、すでに青年の頭にはあの王の名前など忘却されていたが、散々ルアネは愚王と罵っていた。それが今、恐怖で狂王へと変貌しているならば、いつ処刑が始まってもおかしくはない。
「――うん、逃げよう」
誰にも聞こえないようにそう呟いて、結論を出すアラム。幸い召喚システムを使えばいつでも工具を出して、こんな牢屋の檻など壊せる。しかし慎重に、アラムは見張りが少ない時間帯になるまで時を待ってから脱出することを決めた。
脱走計画はすぐさま組み立てられた。青年はとにかく臆病である為、綿密な計画がスムーズに練られる。
まずは脱出直後にギャレンの檻へと直行、そこでギャレンをいかに素早く救出できるかで青年の命運が決まる。というのも、武器を用意できると言えどアラムはヘッポコだ。この魔術が異様に発展している世界では羽虫同然とも呼べる軟弱さと言って差し支えないのは周知の事実である。
「……最初が肝心だぞ、これ」
時間は夕刻、これまでに閉じ込められてから小型の偵察機を使い看守の位置、ギャレンとキレスタールの位置も調べた。建物の構造も頭に何度も叩きこみイメージトレーニングもした。おまけに牢屋の鍵がこの建物の入口にあることも把握、そして見張りが夜の者と交代で建物の入口に集まったこの時こそ、作戦決行の時!
「さぁ、今から僕の大脱走が――」
「アラム殿、無事か!」
「うぇえ! ギャレンさん!?」
――なのだが……これから救出予定のギャレンがアラムがいる牢屋の前にいたのだ。青年がこれから作戦決行と意気込んでいた矢先である。
「ギャレンか!? 貴様、なぜ牢の外にいる!」
「兄上ですか……今はあなたに構っている暇がありません。扉は壊しますゆえ、そこからはご随意にしてください」
と、そう言いつつ腕の筋肉を唸らせるとギャレンは牢の鉄格子をまるで窓枠から窓を外すように綺麗に取り除いてみせた。文明の利器が強靭な筋肉に屈した瞬間である。
「え、そんな簡単に!?」
どんな工具がいいかとか、奮発してここは虎の子の(お高い)小型爆弾を使おうかと悩んでいたアラムはただ、茫然としてその目の前にいるその筋肉ゴリラに驚くしかなかった。というか半笑いだった。
思えば、ギャレンは強化魔術を使わなくともそこらの竜と対等以上に戦える男だ。そんな男に鉄格子など毛ほどの意味も為さないのは、少し考えれば予測できただろうに……。
「む、アラム殿。どうしたそんな顔をして」
「いや、ギャレンさんはすんげぇなぁー……って思ってただけです」
「感心してくれるのは愚生としても嬉しいが呆けている暇は無い。すぐにキレスタール殿と合流して脱出するのが得策だろう!」
「でも周りの人が……いえ、忘れてください」
ギャレンが鉄格子を撤去するのを見て周囲から助けの声が……と青年は身構えていたが、牢屋に閉じ込められて男共は虚ろな目で騒がしいこちらを見ているだけであった。
ただ、ギャレンの兄のみが目の色を変える。
「でかしたぞギャレン。さぁ私も外に連れていけ、愚弟の貴様ぐらいでも盾となりこの身を守れるだろう? まずは家族の救出だ!」
またもとんでもない言い草だった。久々に会った弟にいう言葉ではない。それにただただ悲しそうな表情でこう返した。
「あなたがまだこの俺を弟として扱っていたとは驚きです」
「何を言う。今はそんなことを――」
「あなた方が、この俺に何をしたかお忘れか?」
「言っている場合か! お前は末の生まれなのだから仕方ないだろう! そういうものだ! お前には兄である私の言うことを聞く義務が――」
「今は仲間の命を優先させて頂きます。愚生の手で救える物は少ないゆえ、ではこれにて」
それだけ言い残し、その場を後にするギャレン。ギャレンの兄が何か恨み言か命乞いかどちらかわからない言葉を発しているのを見ながら、アラムはその場から素早く離れる彼に着いていった。いったいギャレンの過去に何があったというのだろうか?
「その、いいんですか?」
「ああ、構わない」
短い返答であった。しかしそこから青年は何か重いものを感じて、それ以上ギャレンに問いを投げかけることはしなかった。
「取りあえずそろそろ見張りが……来ませんね?」
「む、サボりか」
「いやいや、まさかそんな訳が」
さて、青年の脱走計画は無駄となったが、ギャレンと合流できたのならば何も文句はあるまい。それどころか見張りすらいないとなれば、珍しい幸運に青年は天に感謝したほどだ。理由はわからないが厄介事が無くなったのだから、ついつい顔をほころばしても仕方ないだろう。
「キレスタールさん!」
「アラム様!」
少しして、透明化できる偵察機で得た情報を元に、まっすぐにキレスタールの元へとたどり着くアラム。少女は数名の女の子と一緒に捕まっており、その子供たちを励まし続けていたようだ。シスターの鏡と言えよう。
「任せろ」
その一言と共に、ギャレンがアラムの時と同じように鉄格子をその筋骨隆々な肉体を使いあっさりと外す。しかし一度見ているアラムにもはや驚きは無い。
「こ、こっちも助けてよ!」
「だ、旦那が別の場所に捕らえられているの! 助けてください!」
と、それを見た周囲から助けを求める声が上がる。全員この世の終わりみたいな顔をしていた男共のエリアとは違い、女性はなんとも逞しいものだった。
「アラム様、見捨てる訳にはいきません!」
「うん、安心して。こうなった場合のことも考えてたんだ。ギャレンさんはここで牢屋を壊しててください。それで僕が鍵を入手して助けた方に救助隊として動いてもらいましょう。目くらましに誘導ならギリギリ僕でもいけますんで! 場所はあらかじめ偵察機で調べているのでこの頭に――」
「いや、ここは愚生が鍵を取りに行く方が良いだろう。ここでは魔術が使えないようだ。鍵の場所さえ教えてくれれば後はどうにでもする」
そう言われ目を丸くするアラム。そうか、一般人でも強力な魔術を使えるこの世界の人間を牢屋に閉じ込めるならば、そういう仕掛けがあってしかるべきだろう。でなければ火の魔術でも使って鉄格子を焼き切れたりできるだろう。
だが、ギャレンならばこの魔術が使えない空間ならば拳一つで無双できるはず、適任であろう。
自分の脱出計画を練るのに夢中でそんな簡単なことにも気づけなかった自分に呆れながら、青年は偵察機を道案内にして、ギャレンに鍵を取りに行ってもらった。
「持ってきたぞ! これか!」
「それですそれ! 取りあえずこれで片っ端から救出しましょう。なんかこの国の王様が暴君というか狂王というか、変なことになってるみたいですので助けないと死刑コースですしね!」
「エドガルンド国王が!? 何がどうなっている!」
ショックを受けるギャレン。ルアネとは違いこのアケル王国の国王を愚王とは思ってなかったのだろうか?
まぁそれはさておき今は脱出である。数人を牢屋から出し、後は鍵を託して圧制からの解放に尽力してもらい、アラムたち三人は外へと出る。
晴れて自由の身、夕刻に照らされるアケル王国が目に入り「久々のシャバの空気はうまいぜ」などと青年は冗談めかして言おうとして、その言葉を飲み込んだ。
「え、何、これ?」
代わりに出てきたセリフはそんな陳腐でどうしようもない言葉であった。だが、これを見れば大抵の人間が似たようなセリフを吐いてしまうだろう。
人が倒れていた。全員だ。民も商人も王国の騎士も街にいる全員が倒れて、声一つしない不気味な街がそこにはあった。
「――死んでる?」
まさか、と思いつつ恐る恐るそこら辺に倒れている男の脈を計るアラム。指先から脈動を感じ、ほっと胸を撫でおろした。というか、よく見れば男は気持ちよさそうに寝息を立てているではないか。
「……え、全員寝てるの!?」
夕方から、集団で、外に倒れて? いろんな疑問がアラムの頭の中を埋め尽くす。キレスタールも無表情で固まっているところを見るに同じような思考なのだろう。
だがギャレンだけはこの現象に当たりをつけていた。
「もしや、魔術か。確か我がヴァイス家には古くから睡眠魔術というものがあったと聞いたことが――」
「一番簡単な催眠魔術の一種ですよ。その髪、その顔……体躯は私の子孫とは思えぬほど信じられないほど逞しいですが、その魔力の質と我がという言葉、いささか信じられませんが、あなたは私の子孫ですね?」
声がした。アラムがすぐさま銃を構えキレスタールが杖を構える。声の方を見れば、一軒家の上で長い斧をもった滑らかなで細い白き鎧に身を包んだ女と、巨剣を片手で軽々しく扱い刺々しく荒い黒き鎧に身を包んだ男がアラムたちの方を見下ろしていた。両方、兜で顔を隠していたが、体のラインと声で性別ぐらいは判断できる。
あの二人がこの睡眠事件の犯人と見て間違いないだろう。敵だと本能的にアラムが直感する。だが敵はこちらを敵として認識しているのか微妙で、呑気に二人で言い争いを始めていた。
「は!? おいヴァイス、あの筋肉の塊がてめぇの子孫だってのか! おいおい癒し手のヴァイス様よぉ。てめぇが冗談を言う人間とはな。長い付き合いだが、今更過ぎる新発見だぜ!」
「シュバルツ、冗談などではありません。微かにですが感じる魔力は私のそれと酷似しております。嘆かわしいことになんとも弱弱しいものですが……」
なんか、仲が良かった。長年連れ添った熟練夫婦の喧嘩を彷彿させるそれに、思わずアラムも毒気を抜かれたのか、こんなことを言い出した。
「あのぉー、そこのカップルさん。もしよろしければ見逃し――」
瞬間、光の矢がアラムの足元に飛んできた。
「おや、何か虫唾の走る単語が出てきましたね。カップル。カップルですか……は! あなた、目が腐っているようですねぇ! ほれぼれするほど良い喧嘩文句です、上等、死になさい!」
あっとアラムが口を開いて一瞬だけ硬直した……どうやらアラムはあの滑らかな白い鎧に身を包んだ女性の逆鱗とかをこう、思いっきり蹴とばしてしまったらしい。
「うん、すみません! ごめんさい! 申し訳ございません! それと退散!」
さて、きっとあの兜の下は般若みたいな笑顔になっているに違いない。そう理性より本能が先に判断しアラムが撤退命令を出した瞬間、強烈な閃光で怪しい二人組の目を潰した。最近アラムの十八番になった偵察機のライトによる目潰しである。
さて、天に一番星が燦々と輝き始めた頃、このアラムの余計な一言により謎の二人組との戦いの火ぶたは、確かに切られたのであった。
俺はできる子だ! そう、FGOの周回しながら小説を投稿できるやれる子なんだ! 勾玉がねぇーんだよ!




