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サードフレーム・五月(2006)  作者: 瑞城弥生
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 そこにはセーラー服姿の少女がいた。

 わずかに茶色が混じったポニーテールの綺麗な髪は、腰まで届くほど長かった。ほっそりとした後姿は美しく、制服の上からでも分かる細い腕と、スカートから覗いている白い足はとても魅力的だった。

 彼女の行く手を阻んでいたのは、サングラスをした黒いスーツの大男だった。彼は聞きなれない言語で叫びながら、斧のような巨大なナイフを少女の頭上に振り下ろした。

 少女は向かってくるナイフを簡単にすり抜けて、男の懐に飛び込んだ。

 男の動きがぴたりと止まり、顔が苦痛でゆがんでいく。

 真下から振り上げられた彼女の手には、緑色に光る刀があった。

 男の体から赤い液体が吹き上がり、やがて雨のように降り注いだ。

 男が倒れると、光の刀は姿を消した。

 振り向いた少女の服は真っ赤だった。

 彼女はとても美しく、笑顔はとてもかわいかった。

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