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日常

またまた新作です。

今回の小説ないではさつき様のオリジナルキャラクターが登場します!


東欧王国首都のとある商人の別荘宅


時刻1030

「その廃鉱山を利用して“例の物を”封印せぇ」


別荘のプライベートの部屋で綺麗な赤い短髪でその黒く澄んだ瞳ながら容姿も美形な男、歳が20もならない男がソファーに座りながらスマートフォンで電話の相手をしている。電話相手は部下からの連絡


男は手元に廃鉱山に関する書類を見ている。男は目を細めて


「そうやな……地下100m……いや地下200m以上のちょとした施設があるやろ?そこに鉄箱の中に置いて固定でその上にコンクリートで厚く周囲を囲んで施設を閉鎖、施設に繋がる坑道、エレベーターを全て爆破して塞げ。……こっちから金、設備、作業員はこちらで送る。現地の住民に知らせるな。極秘でやれ。作業員以外の奴等が来たら…………拘束して俺に連絡せぇや。」


そう言うと男はスマートフォンの通話を切って懐に入っている煙草を取りだし口にくわえジッポで火を点けた。男はそれでも顔に険の表情を浮かべていた。

「…………なんで俺が親父の“後始末 ”せにゃあならんのや……」

男が呟くとスマートフォンから鳴った。


男は電話相手を見ると男の顔が一気に嫌な顔になった。男は出ない事を考えたが、出なくても何度も掛けてくると思ったので電話に出た。


「んだゴラ!!いい加減にしろや!前にも言ったよな?その金額でこっちで受けねぇわ!おい聞いとんのかワレ!!、オイ!!……えっ?正常価格の倍を出す?それに商品を全部買い取る?‥‥‥OK!OK!任せとけや!……ってあんた声変わった?だいぶ声が爺やけど‥‥‥おおっあんたか使えねぇ部下の変わりに電話したのか?、でもこれ番号あいつ‥‥‥‥そうか分かった。取引場所は後で指定する。後間違っても取引先にあんたのけじめとして“ミンチ”を持ってくんなよ?‥‥はい失礼します。はい~。」


男は通話消した後に


「商談成立!!」


椅子に座りながら両腕を上げた。


彼と話していたのはここ最近某国に対して反乱している武装組織の“前の電話の持ち主”の更に上役分かりやすく言えば祖式でNo.2の男

取引は車両、重火器、弾薬、医薬品の取引で元々この取引には財閥としてはあまり乗り気ではなく

“前の電話の持ち主”が低価格で取引させろという無理難題を何度も吹っ掛けてきたが、ここ最近武装組織が政府軍に敗退が目立つようになり改めて藁につがる思いでこの度取引を持ちかけてきた。声の主は恐らくは消されたのであると考えられる。


男は気持ち悪いほどに、にこやかに煙草を吸いながら取引場所と商品の経由先を練りながらしていた。


時刻 20:56

東欧某王国王都 酒場 ヴィオラ

人通りが少ない場所にてあまり客がよってこないその為が決まって客層が知れている酒場であるが、この時間帯はカウンターには珍しく客は一人しかいない。

ミュージックが流れる中カウンターの客は青い髪に紫紺の瞳をした美しい青年がアクアヴィットをストレートでちびちび飲んでいる。度数が40度以上で味がハーブのお酒や薬味のようで舌に射す強い癖のある味だがこの男はそんなことをおかまないなしに飲んでいる

ちなみにこのアクアヴィットはこの店では一番高い酒の部類である。

男が酒を飲んでいると酒場のドアが開いた。


店主が無愛想にいらっしゃいませと言うが、手荷物を持ちコートが外で雨が降っているのか濡れており客は酒を嗜む男の元に行くと。

「隣ええかのぅ?」


「‥‥‥えぇどうぞ。」


そう言うと男は隣の席に座り男は店主にシードル【林檎酒】を注文した。

注文してしばらくして店主がシードルを持ってきた。男はシードルをゆっくりと静かに飲んだ。

それを見ていた青年は

「そんなにアルコールが入っていない酒は酒と言えるのですか?」


「うるせぇ俺にとってはこれが限界なんや。」


「そうですか‥‥。それで貴方がここに来るのは珍しいですね。」

青年が男が言った悪態を無視して話を進めるどうやらこの二人は顔見知りのようだ。

「あの二人がいくら電話しようが、俺が出向いても探してもいない‥んでなんとなくお前だったらここにいると思って出向いたんや。」


「‥‥ん?レッドやロディに電話をしたのに何で私に電話をしなかったんですか?」


「‥‥すまん。忘れていた。」


「‥‥‥。」

と男は視線を一瞬に店の店主、店の防犯カメラを見ては

「まぁそんなことはどうでもえぇ後で二人に言っとけよ。‥‥最近いい女は見つかったか?」

と言いながら手荷物をゆっくり自然体に隣の男の足元に置きながらたわいない話をしている。

「‥なんでそこまで貴方に言う必要があるのですか?」


「いやさぁ女嫌いのお前がそろそろええ人が見つけないのかなと思って心配を。」


「余計なお世話です。」

男は茶化したが一瞬された。


「‥‥はぁ!お前ほんまに本当に男好きー」


「それ以上言ったら殺しますよ?」

青髪の男は真面目な顔してふざけた発言をした男を睨んだ。


「冗談や冗談!‥‥マスターもう一杯。」


男はなんも悪げもなくシードルを注文した。青髪の男もグラスに残っているアクアヴィットを飲んだ。


男は出されたシードルを一気に飲むと青髪の男に小声で

“頼むで”

男はカウンターにシードル二杯分とは思えない程の札束を置いた。店主は慌てて止めたが、男は


「隣に座った分の男の飲み代やお釣りはとっておけ。‥‥‥ロイ」


男は店のドアノブに手を掛けて、青髪の青年ことロイ・ガードナーに向かって背中越しで言う。ロイはアクアヴィットを飲むのをやめて男‥野上大輝を見た。


「‥‥俺の後ろ姿で男に目覚めるのはごめんやぞ。」


と言った瞬間に大輝はすぐドアを開けすぐ閉めたが、ドア越しから何かが割れる音が聞こえたが大輝は気にせずそのまま小雨か降りしきる中に傘をもたずそのまま屋敷に向かったのであった。










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