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さらば球体戦隊

前回半球ロボを襲ったロボの正体は超立方体がピースマンに対抗すべく生み出した悪の戦隊「破片戦隊クダケンジャー」の半円ロボだった。

これを皮切りにピースマンとクダケンジャーは幾度も戦う事となる。

クダケンジャーの強力な攻撃に最初はピンチの連続だったピースマンも欠片エネルギーが進化したピースエネルギーによってクダケンジャーと互角に戦う事が出来るようになった。

そして迎えた最終対決クダケンジャーは自ら埋め込んだ自爆装置でピースマンを倒そうとする。

ピースマンはクダケンジャーと自爆装置を間一髪のところで切り離し、クダケンジャーを説得する。

説得に応じたクダケンジャーは「自身の道を決める」と言う言葉を残して去ってしまう。

残る敵は次元超立方ただ一人。



超立方体のアジトに潜入したピースマンは次元超立方と対峙する。

次元超立方に攻撃を仕掛けるピースマンだが次元超立方にピースマンの攻撃が通用しない。

「貴様らがどれ程力を付けようが我は倒せん」と不敵に笑いながら攻撃をする次元超立方。

止めを刺そうとする次元超立方の攻撃を阻止したのは去った筈のクダケンジャーだった。

「次元超立方、貴様から生まれた俺たちの攻撃は通用するみたいだな」挑発するクダケンレッド。

「役立たずが手のひらを返しおったか、ならばピースマン共々踏み潰してくれるっ!」そう叫ぶと次元超立方が目の前から姿を消し大地が揺れた。

外へ脱出したピースマンとクダケンジャーが見たのは巨大化した次元超立方だった。

すぐに半球ロボと半円ロボに乗り込んだ二組は身構える。

「皆次元超立方を倒せば地球は救われる。だから命に替えても奴を倒すぞ。」と言うピースレッドに対し「次元超立方を倒す事には協力するが死ぬ手伝いはしないぜ。」と軽口を言うクダケンレッド。

それを聞いた次元超立方は「貴様らには死以外に選択肢はないぞ。」と言ってアジトを呼ぶ。

なんと、超立方体のアジトは次元超立方の鎧だったのだ。

アジトを装着した次元超立方は2体のロボのいる空間を歪ませ攻撃する。

「ロボを操縦できません。」というピースブルーに「俺が何とかするからイエロー、シールドを出してくれ」というブラック。

「だめです。次元超立方の攻撃のせいで武器が全て使えませんっ!」と絶望するイエロー。

「ならば俺たちが次元超立方の攻撃を阻止するそうしたらロボごと俺たちを磨り潰せ!」と叫ぶクダケンレッド。

そしてピースマンに考える時間を与えず次元超立方に攻撃を仕掛ける。

次元超立方の攻撃を何とか阻止した半円ロボ。

「すまん、クダケンジャー。皆いくぞっ!必殺磨り潰し!」

磨り潰そうと攻撃を仕掛けたが「調子に乗るなぁぁぁ!」と次元超立方は衝撃波を出し2体を弾き飛ばす。

「今の攻撃で足が動きません。半円ロボはどうです?」と状況報告と把握に務めるピースブルー。

「悪い、こっちは攻撃をモロに食らっちまって動かせねぇ。」と返答するクダケンブラック。

その報告を聞いた全員が死を覚悟した。

「諦めるな!まだ何かあるはずだ。」そう喝を入れるピースレッド。

「ああ、ここで諦めたら何もかも終わっちまう。」と同調するクダケンレッド。

「皆で次元超立方を倒すんだ!!」二人のレッドの声が揃ったその時奇跡が起こった。

「・合体・・シス・・・テム?」

「この2体合体できるのか?」

全員がそう思っていた。

「これに賭けるぞ!最終合体。」とピースレッドが叫ぶ。



「10個の欠片が合わさって」、「生まれた球体で邪を掃う」

「完成!球体ロボ!!」

「馬鹿な、我らの技術と地球の技術が交わっただと?」驚く次元超立方。

「正義と悪が交わるとこんな力が生まれるのか・・・。」とクダケンレッド。

「この力ならいける、次元超立方を倒せるぞ。」意気込むピースレッド。

焦った次元超立方が球体ロボに攻撃を仕掛ける。

「10人の力を次元超立方にぶつけるぞ!!」叫ぶクダケンレッド。

「ひっさぁぁぁつ、ストライクアタック!」

説明しよう、ストライクアタックとは10人の思いが一つになった時に出す事の出来る球体ロボ最終攻撃技なのだ。

攻撃が次元超立方の真ん中を貫く。

「我が滅びる、超立方体が滅び逝くぅぅぅ。」と断末魔をあげ大爆発を起こす次元超立方。

「やったぞ、ついに超立方体を倒したんだ。」涙を流して喜ぶピースマン。

反対に、クダケンジャーの表情は暗かった。

「ピースマンまだ終わりじゃない、俺たちに倒さない限りは。」告げるクダケンレッド。

しかしピースレッドは「何を言っているんだ敵はもういない、今回の勝利は皆がいたから掴む事ができたんだ。」と言う。

「しかし俺たちは散々お前達を苦しめてきた敵だ、償う事などできない。」とクダケンレッド。

「地球には朝と夜があるんだ、だから大丈夫だ」と言うピースレッド。

意味の解らないクダケンジャーにピースホワイトが「レッドはかっこよく決めようとすると変な事言い出す癖があるから。つまり、人間にも善と悪あって二つの均衡を保って人間は生きている。貴方達も善と悪の心を持っていて二つの均衡を保てるようになったから大丈夫って言いたいのよ。」とフォローする。

そう言われても納得できないクダケンジャー。

「じゃあ地球の半分をこれから守ってくれ。そうすれば俺たちは許すから。」と言うピースブラック。

ブラックの考えに賛同する他の4人。

「解った、お前達がそういうなら俺たちは地球の半分を守り続ける事にしよう。」と引き受けるクダケンレッド。

「ただし困った時は俺たちを頼るんだぞ。俺たちはもう欠片戦隊でも破片戦隊でもないからな。」というピースレッド。

「じゃあ何戦隊なんだ?」と皆が聞く。

「俺たち10人は球体戦隊だ!!」

短編で書こうとしましたが二部構成になりました。

元ネタは球体ジグソーパズルです。


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