ア・オ・ゾ・ラ
ー君と出会えて、本当に良かったー
夕日が照りつける海で私たちは出会った。
まだ、恋の1つも知らなかった自分。
まさか・・・・・。
気がついた頃にはもう遅かった。
その時私は海にいた。
涙を流しながらぼーっとしていた。
生きる希望をなくしていた自分は、近いうちに死ぬつもりだった。
気がついた頃には、海に入ってひたすら歩いていた。
体中が海水に浸っていく。
ーもう自分は、死んでしまうんだ・・・ー
そんな自分が情けなくて、涙がこぼれた。
稚架!
その言葉を胸の奥で叫んでいる人がいる。
・・・拓真。
拓真だ。
ー5年前 湘南ー
まだ、中3だった自分。
彼氏もできず勉強もできず、友達すらめんどくさい。
学校もまじめに登校したことはない。
そんな自分。
仲のいい友達は、去年札幌へ引っ越した。
・・・それからという感じだ。
運命が変わったのは、夏の終わり頃のこと。
家の近くの海にたまたまふらついていたときのことだ。
その時も、自分を見失い迷いもなくどこかに向かって歩いていた。
その時だった。
・・・・・こっちに向かって誰か歩いてきた。
「なにやってんだよ!危ないじゃないか。」
「いいの。もう自分なんてどうでも・・・・。だからほっといて。」
「ほっとけねぇよ!海に1人でふらついてる人なんか見たら。おまえ名前なんて言うんだ?」
「瀧田稚架。あんたは??」
「俺は・・・・藤岡拓真。」
「わかった。どうも今回はありがとう。でももういい。」
「よけいなお世話か。せっかく人の命助けてやったって言うのに。」
「でもアンタ・・・・案外いいヤツだね。まぁ、アリガト。」
それだけ言い残して、去った。
何てったって、顔が真っ赤だったから。
これが、私の初恋・・・いや、稚架と拓真の出会いだった。
次の日。
昨日の出来事のおかげで、熱が出た。
「39度3分。」
こんな高熱を出したのはいつ以来だろう。
いま思えば、拓真がいなければ今の自分はない。
やっぱり感謝すべきなのか・・・・
熱が下がり次第、探し出してきちんと謝ろう。
そう、自分に誓った。
3日後。
すっかり元気になった自分。
3日ぶりに登校する学校。
学校に行っても、ろくなコトはないのに・・・・
友達なんていないのに・・・・
勉強だって何にも分からないのに・・・・
なぜか・・・・足が勝手に動き出す。
不思議な感覚。
まるで、誰かに操られているように・・・
「ガラ。」
教室に入った。
席に着くとちょうどチャイムが鳴った。
担任の自称「ハゲジジイ2世」が入ってきた。
「今日は、転校生を紹介する。」
ハァ。とため息をついた。
しかし、目の前に立っていたのは、
なんと、拓真だった。
「あ!」と思わず声を上げた。
「おまえ・・・この前の・・・」
拓真もすぐに気がついた。
「何だ?知り合いか??」
「ハゲジジイ2世」が声を上げたが、自分はあっさりスルーした。
よく考えると、自分の隣の席が空いてるんだっけ・・・?
そう考えていると「ハゲジジイ2世」は言った。
「じゃあ、偶然だが瀧田の隣の席に座りなさい。」
そう言って授業を始めた。
そして、拓真は席に座ると同時に、手紙を渡してきた。
「あの、ハゲ。だれ?」
一瞬拓真の顔を見るとすぐに返事を書いた。
「通称ハゲジジイ2世。」
拓真は鼻で笑うとまた返事を書いた。
「何で2世??」
またすぐに返事を返した。
「去年の担任もハゲだったの。こんな偶然あり得ないって、みんながつけた。」
拓真はまた、鼻で笑った。
しかしそのあと、なにやらすぐに表情を変え返事を書き始めた。
「あのさ、後で話あるんだけど・・・・」
それをゆっくりと読むと、またすぐに返事を書いた。
「何?話って・・・。今じゃなくて、後で??」
拓真は軽くうなずくと返事を書き始めた。
「放課後、屋上で待ってる。」
その手紙を最後に、チャットのようだった手紙はとぎれた。
ー放課後ー
ホームルームが終わると同時に拓真はすぐに席を立った。
その際、わたしは掃除当番があるので少し遅れると言った。
「いつまででも、待ってるから、来て。」
そう言い、教室を後にした。
気になりつつも、掃除をさっさと済ませ屋上に向かった。
扉を開けると、目の前には拓真がいた。
どうやら、ベンチで寝ているみたいだ。
足をふるわせながら、一歩一歩拓真の元へと近づく。
それと同時に拓真は、目を覚ました。
「稚・・・架・・・。」
少し寝ぼけている拓真の横に座ると、すぐに言った。
「ゴメン。待たせたよね・・・。あたし・・・トロいからさ・・・。」
すると、拓真はいきなり顔を近づけてきた。
そのまま、何も言わず唇を重ねた。
それが・・・ファーストキスだった。
その相手がまさか、拓真だとは思わなかった。
そのまま、優しく唇を離すといきなり抱きついてきた。
「俺は・・・・おまえのことが好きだ・・・。」
稚架はあっという間に顔を真っ赤に染めた。
「あたしも・・・好き・・・」
たった、一度海で出会い、命を救ってもらっただけなのに・・・・
まさか・・・・気持ちが同じだとは誰も思わなかった。
そしてその後、2人は愛し合った。
夕日の照りつける屋上で・・・。
次の日、学校へと向かった。
教室へ行くとすでに拓真はいた。
「おはよう。」
すぐに声をかけた。
「おはよう。」
すぐに拓真も返した。
「あのさ、今日学校終わったら、どっか行かない?カラオケとかさ!」
すると、拓真はすぐに返した。
「いいよ!」
でも、拓真は来なかった。
何分待っても・・・・
拓真は来なかった。
突然の出来事だった。
誰も予期しなかった、突然の事故。
突然の人身事故。
藤岡拓真。
重傷。
足首、手首、腕。
複雑骨折。
全治、4ヶ月。
あと、もう一つだけ・・・・・・。
それは・・・・・。
記憶障害・・・・・・・。
もう、遅かった。
病室に行ったら、
「あんた・・・・誰?」
涙があふれていた。
当然覚えていない拓真は
不思議な顔つき・・・・
不思議な感覚。
それから、拓真のいない生活が始まるとなると・・・・
生きる希望がなくなっていく・・・・
仕方ない。
でも、愛の力を試すチャンスだ。
稚架は必死に自分に言い聞かせた。
でもね。
その時神様は、私たちを許してくれなかったんだよ。
何ヶ月待っても、思い出してくれなかった。
とうとう、5ヶ月目・・・。
けがは全治してるのに・・・・。
肝心なところが抜けていた。
そんな拓真が学校に来ても
私のことを覚えていないから
当然話などできるはずもない。
毎日が退屈だった。
そんな中、拓真に彼女ができた。
原崎澪。
彼女は学年一の美少女で、現在女子高生に人気の雑誌「ANGEL☆」の専属モデル。
日本中に彼女のファンが多数いる。
もちろん。この学校にもファンは多数いる。
自分も実際、元々原崎澪ファンである。
しかし、現在は同年齢の 霧島奈央のファンである。
そんなことはどうでもいい。
そんなこんなで、ショックを受けた私にさらに悪夢がやってきた。
放課後。
美術部の私は、気分晴らしに絵を描こうと思い、屋上へと向かった。
そこで、目を疑った。
目の前には、夕日をバックに愛し合っている拓真と澪がいた。
涙がこぼれた。
目の前には、吹っ切れたように必死に愛し合っている2人がいたのだから。
涙を流しながら、屋上を後にした。
そのあと、家に帰った。
その時のことはよく覚えていない。
だが、カッターを手に持っていたコトだけ覚えている。
手首でも切れば・・・・楽になれるかな・・・。
必死に涙を流しながら、カッターを握りしめていた。
死のうと思ったが死ねなかった。
その次の日は、前の日のショックで、学校を休んだ。
学級会長が、プリントを届けてくれた。
その時、こんなコトを聞いた。
「あなた・・・・ショックで休んだのよね・・・。」
その時一瞬ドキッとした。
「学校中で話題になってるのよ・・・。」
もう、あのことだと決心した。
やはりあのことだった。
「昨日の放課後、モデルの原崎澪と藤岡拓真が屋上で愛し合っていたって。」
「う・・・うそですよ・・・。そんなの・・・。」
そこで、焦って言った。
「拓真のことを助けてあげよう・・・。」
そういう一心だった。
「あら・・・やっぱり嘘なのね・・・。ごめんなさい。そんなこと言っちゃって。」
「いえいえ・・・。」
そういうと、会長は「おだいじに」と言って去っていった。
稚架の額には大粒の汗がにじんでいた。
「いま、思い出してもいいことないか・・・・。」
拓真のことをうっすらあきらめていた。
でもね、やっと、神様が私たちを認めてくれる日が来たんだよ。
それは、ごくふつうの日だった。
ごくふつうに学校に登校し
ごくふつうに授業を受けていた。
しかし、3時間目の途中、腹痛がひどくなったので、保健室へ行くことにした。
ベッドで少し寝ることにした。
しかし、偶然にも、隣に寝ていたのは拓真だった。
なんとなく、苦しそうに見えた。
カーテンの奥にいる拓真。
ナゼか急に胸がきゅんとする。
早く会いたい・・・・・・。
早く元に戻してほしい・・・・・。
腹痛などすでに忘れ、必死に願うのであった。
そのとき、カーテンの奥から、悲鳴が聞こえてきた。
「俺は・・・・なんか・・・・忘れているんだよな・・・・。俺は・・・最低だな・・・。」
「そんなことないよ・・・・。」
「どうしてそんなことが言えるんだ・・・・?」
「わたしには・・・・分かるよ?その気持ち・・・・。」
「そうか・・・?」
「きっと思い出せるよ・・・。・・・・きっと・・・・。」
「もしかして・・・。俺が忘れてるのっておまえか??」
「あんたはどう思うの??」
「俺は・・・・。」
「ゴメン・・・。おなか痛い・・・。」
あまりにも悲しい現実に、話をすることができなくなってしまった。
「おまえ・・・・。何となくだけど・・・・かわいそうだな・・・。」
「はぁ・・・・。早く帰りたい・・・。」
必死に話を紛らわすのがつらかった。
次の日。
なぜか、拓真に呼び出された。
「おまえ稚架っていうんだってな。」
「そうだけど。・・・何か用??」
すると、いきなり稚架を抱きしめた。
(やっぱ、拓真は強引だ・・・・。)
でも、一瞬、何のことだかよく分からなかった。
「おまえが好きだ。」
一瞬どきっとした。
同じ人から2回告白されたことになる。
でも、やっぱり・・・・気分は悪かった。
「彼女はどうするの??」
「彼女??」
「原崎さんは?」
「あのウワサか??」
「・・・・うん。」
「アイツは退学。俺は残留・・・。」
「屋上のこと??」
「そうだ・・・・。」
「そっか・・・・。」
「でも違う・・・。」
「何が・・・?」
「アイツ・・・。3年の北田ってヤツとやったんだよ・・・。それで、なんていうか・・・。」
「・・・・子供・・・。できたんだよね・・・・。」
「・・・・まぁ・・・・。そう言うことになる。」
「で、子供どうにかして、芸能に専念したいからって・・・・。学校やめた。」
「どうにかしてって・・・・。いい加減すぎるよ。」
「でも、アイツも芸能人だ・・・。そりゃあ、産みたいと思うけど・・・・。」
「だったら・・・・。」
「まぁ・・・・。そう言うことだ・・・。」
「あのさ・・・。」
「なんだ???」
「あたしを・・・・だいじにするって約束できる?」
「あっ・・・・うん。」
「じゃあ。忘れてる誰かを思い出したら・・・。」
「それでも、おまえが好きだ。」
「わかった・・・・。そんなに言うなら・・・・。」
そのあと、2人は、照れながら愛し合った。
次の日・・・。
友達みんなから・・・・思い出して良かったね・・・・。といわれた。
そのとき、自分の目から涙があふれたので友達みんながビックリした。
「本当に良かったね。もう、神様が認めてくれたんだもん。もう怖い物はないよ。」
友達には、そう言うことにしておいた。
放課後。
拓真がどこかに行こうと言い出した。
そこで、私はこういった。
カラオケ・・・・・。
駅前の・・・・・・。
思い出せるように・・・・。
必死に願った。
「いいよ。じゃあ行こう!」
そう言い、手をつないで学校を後にした。
「あのさ、俺、おまえを愛してるから。」
いきなりの言葉だったから、顔が赤くなった。
おまえ顔が赤いぞ・・・・・・。
すぐ言われた・・・・。
やっぱり拓真らしい。
またあの日に戻っても、こんな生活だったらいいのに・・・・。
「稚架〜?? どしたー。」
あまりにもぼーっとしていたので拓真の顔が心配そうだった。
そんなことを言ってるうちに店に着いた。
受付をすませ、指定した機種の部屋へ行った。
瀧田稚架!歌いまーす!!
そう言って歌った曲はナゼかバラード・・・・。
そしてそのまま、なぜか眠りについた。
なにやら寝言を言っている。
拓真は稚架の異変に気がついていた。
「おまえどうしたんだよ!」
「え・・・なんでもないよ・・・・。」
「やっぱおかしいぞ・・・。なんかしたか?」
とうとう涙があふれた。
「だって・・・・だって・・・・拓真が・・・・、」
「おれがどうかしたか・・・・?」
「また前みたいに・・・・仲良くしたいよぉ・・・・・。」
「は・・・・・。まさか・・・・。おれが忘れてるのって・・・・・・・。」
「なんでもない・・・・。思い出すならちゃんと思い出してほしい・・・・。」
「どういうコトだ?」
「あたしは、アンタを愛してるの。」
「そっ・・・そうか・・・。」
「それだけ・・・・。」
拓真は稚架に抱きついた。
「おまえが苦しいんだったら、おれも苦しい。何かあったら相談してくれ。」
「うん・・・。」
いまだけは、そっと返事をしておいた。
忘れているのは自分だと気づかない拓真。
それを見ていると、やっぱり悲しくなる・・・・。
いつまで耐えられるのか・・・。
正直自分が心配だった。
1ヶ月後。
拓真は受験に向けて猛勉強を始めた。
自分は、自由が丘高校に行くか湘南高校に行くかで迷っていた。
どちらにしても、今の自分の成績では正直難しい。
自分も受験勉強を始めることにした。
頭の良かった拓真は東京の高校に行くそうだ。
自分もそうなりたかった。
拓真みたいな人に・・・。
いつもの帰り道、拓真がいきなり歩くのをやめた。
「おまえの誕生日、いつだっけ・・・。」
「ええと・・・今月の25日だけど・・・。」
「あ・・・そうか・・・なら、まだ間に合うな・・・。」
そう言うとまた歩き始めた。
不思議に思っていると、家に着いた。
最近拓真が家まで送ってきてくれるのだ。
いつも通り、ハイタッチをした後、拓真は帰って行った。
不思議に思いながら勉強を始めた。
でも、分からないのですぐにやめた。
何となく自分がイヤになった。
そして、10月25日。
この日は誕生日だ。
プレゼントなどもらうはずもない。
そう思っていた。
普段通りに過ごす。
それが、いつもの自分の誕生日だった。
学校へ行くと、拓真がプレゼントを差し出した。
前に誕生日を聞かれたので、何となく予想はしていた。
でも、正直うれしかった。
「ありがとう!!」
拓真は言った。
「おまえはやっぱり笑ってる顔が一番良い。」
少し顔が赤くなった。
リボンのついた袋の中には財布と、キーホルダーが入っていた。
(そういえばこの財布、記憶喪失になる前拓真と行った雑貨屋にあったような・・・。)
しかし、その時は気のせいだと、そんなに気にしていなかった。
ふつうに学校を終え、いつものように拓真と下校した。
すると、今日も拓真は用事があると言い、すぐに帰ってしまった。
家に着くと、おかあさんが一通の手紙を差し出した。
「稚架宛に手紙が来てるわよ。」
こんな時に誰だろう・・・。と思いながらゆっくりと手紙を開けた。
ー瀧田稚架様ー
10月25日 午後4時に大きな栗があるところの上で待ってます。
その時、時計の針は3時40分をさしていた。
差出人は何となく見当がついた。
しかし、大きな栗があるところの上とはいったいどこを指しているのであろうか。
市内に栗の木などあっただろうか。
そんなことを考えているうちに時計は3時50分になっていた。
焦っているときにあることが頭がよぎった。
「大きな栗と言えばここしかありえない!!!」
あわてて家を飛び出した。
午後4時。
相手はまだ来ていない。
やはりドッキリなのか・・・・。
そう思ったその時だった。
ゆっくりとドアが開いて、そこにいたのは・・・・・・。
拓真だった・・・・。
やはり、目から大粒の涙。
あまりのうれしさに、拓真に抱きついた。
すると、拓真も涙を流した。
「手紙の意味・・・・分かったのか。」
「だって・・・大きな栗の上って言ったら、ここしかないでしょ。」
「ここ、大栗中学校だもんな・・・。簡単すぎたか・・・。」
「簡単すぎるよ・・・・。上って言ったって、あたしには、屋上しか考えられないし。」
「俺さ・・・忘れてた記憶だんだん、戻ってきたんだ・・・・。」
「ほ・・・・本当・・・・・?」
「おまえと転校初日からハゲについて語ったこと。おまえとカラオケに行ったこと。いっぱい覚えてる。」
「じゃ、あたしのことが好きってコトは・・・?」
冗談で言ったつもりだった。
でも、拓真から帰ってきた言葉が人生で初めて心にしみた。
「この機会だからちゃんと言う。俺は、おまえのことが好きだ。付き合ってくれ。」
自分があまりにも泣いていたので、拓真は少し心配そうだった。
稚架は表情を変えてこう言った。
「・・・・これからも、よろしくお願いします!!」
稚架の満天の笑みだった。
一瞬にして稚架の心の中に、青空が広がった。
でも、また稚架が涙を流したので、拓真は心配していた。
「なんで、そんなに泣いてるんだよ・・・。」
「だって・・・・本気で・・・・うれしくて・・・・・。また、拓真が隣にいるっていうことが・・・。」
「おまえのこと、一生大事にするから・・・・。」
「大事にしてくれなかったら承知しないからね!」
すると、拓真は稚架と唇を重ね抱きついた。
夕日の照りつける屋上で・・・・。
7年後。
拓真は、東京の高校に無事に受かった。
そして、自分もあれから必死に勉強して、見事湘南高校に受かった。
でも、拓真は今まで通り湘南にすんでいたので、当然毎日会っていた。
そして、今は大学生。
拓真は薬学部へと進んだ。
将来は薬剤師になりたいそうだ。
そして自分は美大に入った。
小さい頃からの夢であった、漫画家になりたいのである。
そして、今日は結婚式。
私たちは無事にゴールインすることができたのである。
お腹には赤ちゃんもいる。
これからの生活が楽しみだ。
今の若者に、贈りたい言葉がある。
「夢は絶対に叶う。」
この言葉を忘れないでほしい。
あきらめなければ、夢は絶対に叶う。
そう、青空が言ってたから。