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誰か俺に防御力をくれ。  作者: ケバブ
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第1章 ゲームでは先に防具作っとけ。

生まれて初めて小説書きました。ギャグとか言っときながらセンスのかけらもありませんが、養豚場の豚を見るような冷たい目で見て頂けると喜びます。

早速ですが、訂正がございます。本編で呪いは解除できないというのを説明し忘れました。ほんと何やってんでしょうか。お詫びにはなりませんが、キャラクター紹介をしますので、お許しください。

主人公、朝田あさだ 瑛太えいと

大学生。やや金髪よりの茶髪。オタクではないが、RPG系のゲームが好きで、そこそこやり込んでいる。本人も、なぜ異世界に来たのかは覚えていない。作者が思いつかなかっただけというのは口が裂けても言えない。

ヒロイン、ホムラ

倒れていた瑛太を介抱してくれたツンデレ娘。やや暴力的だが、腕力が無いのであまり痛く無い。ヒロインは作者の性癖が出るらしいが、全くもってその通りで、作者は少しびっくりしている。

とりあえずこんな感じです。長ったらしいですが、ぜひ最後まで読んでください。

ジリリリリン!ジリリリリン!

けたたましい目覚ましの音。やかましい…なに、いつもの事さ。

「ほら、起きなさいよ!いつまで伸びてんのよ!」

耳障りな女性の声。母親であろう。今日はやけに声が綺麗だな…。ま、いずれにせよ、いつもの事さ。

「いい加減にしなさいよ!焼き尽くされたいの!?」

厄介な女性の声。もういいよ、どうせいつもの事…じゃない!俺の日常に焼き尽くすとか言うワードは出ない!

身の危険を感じた俺は、バッと目を開ける。その瞬間、普段の日常はチリも残さず消え去っていた。

王道RPGにありそうな木組みの家、中にはキッチンやベッド(いま俺が寝ている、いい匂いがする普通のベッド)など、そこそこ普通な物もあるが、魔女が使ってそうな大釜、老人が使うようなものではない、いびつな形をした杖。ここは一体…?

キョロキョロと見渡していると、先ほどの声の主が目に入った。薄紫色のサラサラな髪、髪と比べ濃い紫色の瞳、整った顔立ち、紛れも無い、正真正銘の超絶美少女である。これはまさか…

「俺は悲しいぜ、あんたいつからそんな若作りするようになったんだおふくr」

「初対面の人に若作りとかいうなーーー!」

ちょっとした悪ふざけのはずだったが、渾身の平手打ちをくらってしまった。おふくろにもやられた事ないのに。

「すいませんでした謝るんで状況を説明してください」

「全くもう…ここから世界観の説明で、一番読むのめんどくさいとこだから、ギャグ無しで頼むわよ」

「オッケー。…えと、名前は?俺は朝田あさだ 瑛太えいと。未来の希望、大学生だ。」

「ホムラよ。魔法具店を営んでるわ。ここは私の店の2階ね。あんたが店の前で倒れてたから、応急処置をしてたの。」

おお、有難い。とゆーか、ここは本当に異世界のようだ。ホムラは見た所魔術師みたいだし、回復魔法的なので助けてくれたのだろう。俺は素直な感謝を伝えることにする。

「ありがとうな。どんな回復魔法を使ったんだ?」

「う。あんた、あたしのデリケートな部分に触れたわね…」

「は、はぁ?俺の手はベッドの中だぞ?イヤラシイ部分なんてどこも触ってn」

「ギャグ無しって言ったでしょ大バカ!この際言うけど、あたしは回復魔法使えないのよ!」

2度目の平手打ちはガードで対処。やはり魔法使い、腕力は皆無のようだ。

「…なんで?あぁ、アタッカーの魔法使いなのね。」

「そうならざるを得なかったのよ。この村に古くからある、呪いのせいでね…。」

今まで活発で元気そうなホムラが、急に顔を暗くして話しだした。本当にデリケートな部分だったのか…。

「呪いって…お前、呪われてんのか?」

「ええ、この村、『ムラ村』に生まれたものは、みんな何かしらの呪いをかけられるの。3代目の魔王が死ぬ間際にそうしたのよ。」

ムラ村て…村長のネーミングセンスにツッコミたかったが、話を続けてもらうことにした。

「呪いの効果は人それぞれ。私の場合は、紫炎しえん魔法しか使えなくなる呪いよ。」

それで一番最初焼き尽くすとか怖いこと言ってたのか。焼き尽くすしか出来ないから…

「その呪いの効果ってどこでわかるんだ?」

「私が売ってる『解明石』っていうアイテムでわかるわ。何かの縁だし、一個サービスするわ。」

なんだ。少し暴力的だが、根はいい子じゃないか。

「サンキュー。えっと…」

「額に石を当てて、目を閉じるの。石の声が聞こえてくるはずよ。」

「よし、ショックを受けるかもしれないが、一か八かだ。今後の生活に支障でないものを頼む!」

俺は覚悟を決めて、手順をふんだ。その刹那、石の声が聞こえてくる。少し聞き取りにくいが、俺にははっきりと理解できた。…なぜかって?想像を絶する、過酷なもんだったからさ。

「………」

「…どうだった?」

「やっぱりさ、この世界って武器とか防具とかあるよね?そういう世界観だよね?」

「ま、まぁ…私のこの服も、普通の服に見えてかなりの防御力があるやつだけど、それがどうしたの?」

「俺の服、文字通りの布の服なんだけどさ…防御力1の。…石、なんて言ったと思う?」

たぶんホムラも察しただろう。呪いと言ったら大定番、恐らく俺はこの呪いにより、全世界最弱の勇者になってしまうだろう。

「石はこう言った。ソ…ウ…ビ…コ…テ…イ…。」

「あ、おわったわね…」

「その通り。俺は永遠に防具で得られる防御力は1だ。

「…御愁傷様。」

「誰かぁ!俺に防御力をくれぇぇぇぇ!!」




この度は、ふざけた小説を読んでくださり、有難うございました。どんどん面白くしていきたいので、アドバイスや意見などを頂けると泣いて喜びます。

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