トイレ掃除その2にございます
トイレ掃除。と言われて、あなたは何を思い浮かべましたか?なんだか口調が違う気がするけど気にしない。
ほとんどの人が「めんどくさい。」「疲れる。」「汚ない。」だと思う。大丈夫、僕もそう思ってる。
でも、忘れてないだろうか。水を使って床をこする。水を使って。水。
さぁ、「水」と「いたずら」。ここまで揃えればもう分かるよね?その通りです。掛けます。水を掛けまくります。ビショビショになってしまえってね。
今だ杏奈と百合は掃除に精をだしている。つまり、こちらの様子には一切気づいていない。無防備。うん。無防備って言葉なんかエロいって中の人が言ってる気がした。気のせいか。
ゆっくりと蛇口をひねり、少しずつ水を出す。あくまで掃除をしている風を装いながらなのでまだホースを彼女らに向けない。自然に水の強さを強くしていく。
ある程度強くなったらホースの口をつまむ。これで遠くの距離まで飛ばせるようになった。しかも量も多いので、1度当たると被害が大きい。
「杏奈、百合」
「ん?」
「どうかしましたか?」
2人がこちらを向く。
「くらえっ!」
僕の勝ちだっ!!
チョロロロロ…
…
?
出ない…
あれ、水は全開にしたはずなのに…
蛇口を捻る。これ以上は動かないってくらい開いてる。じゃあなぜ?
ホースの口を覗く。水は見えな
『ブッシャアァァァァァァァァ』
…
出ました。大量に。はい。
掛かりました。大量に。えぇ。
百合と杏奈の方を見る。杏奈の手にはホースが握られていた。
そして杏奈は、ニヤニヤしながらそのホースを曲げたり伸ばしたりしている。そして僕の手にあるホースの口からは杏奈の動きに合わせて出たり止まったり…
「は、図ったなっ!?」
「仕掛けて来たのはあっちゃんですよ?」
「当然の報いってやつだね」
「まだ掛かってないじゃん!」
「そりゃそうです。掛かっていたらその程度では済みませんよ?」
「未遂でよかったね〜」
そりゃもう …完全に負けたよね。
僕に残された道は、行いを恥じて反省するのみだった。
「ほんっとすみませんでしたっ!」
「分かればいいんですよ、分かれば」
「水に濡れて縮こまるあっちゃん可愛い」




