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寝たかっただけbyルイス
「ただいまぁ~」
しーん・・・
何にも聞こえない。
あいついるのか?
帰ったとか?
それはそれで嬉しいが嫌な予感しかしない。
リビング。
いない。
キッチン。
いない。
自室。
いない。
トイレ。
いない。
風呂。
いた。
「何してんの?」
無反応。
ちなみに彼は服を着ている。
風呂に湯は入っていない。
なにをしてる?
わからない。
まったくの理解不能だ。
「ん・・・・・」
起きた。
「あ。星華」
「何してんの?」
再び問う。
「寝てた」
「お前のいたところでは風呂で寝るのか?」
「いや。布団かベット」
「じゃあなんでここにいる?」
「うろうろしてたら眠くなったから」
意味が分からない。
何で少しぐらい我慢できなかった。
もっといい場所あっただろ!
何故よりによって風呂なんだ!!
「一生ここで寝てろ!!」
「え。嫌」
なんなんだこいつ。
普通に答えやがって・・・・
調子が狂う。
「とりあえず出ろ!」
「ん。どこ行けば・・・」
「どこにでも行けええええ!!」
なんかもう疲れた。