7話 アキ ハナ
ピロン♪
「メッセージきた!」
さっきの女の子 大丈夫だった…
『ねぇ! 私の子知らない!?』
アキ? 誰?
ピロン♪
『また来たのよ 前より多いわ
空から いっぱい落として あー…町が…』
なに? なにが起きてるの?
ピロン♪
『早く あの子を探さないと
どこにいるか知らない!?』
どこって…どこって…
『お家に帰ってたりは?』
『お家? 私の家は もう無いのよ 前に くう』
お相手が退出しました。
「無い?」
どういうこと?
ピロン♪
『あー…どうしましょう…
あの子だけなのに…』
ピロン♪
『お父さんは遠い地で…
上の兄も送り出し…』
ピロン♪
『上の姉は田舎に疎開させて…
私のそばにいるのは あの子だけ…
どこにいるの…どこにいるの…
お願いよ…お母さんを一人にしないで』
お相手が退出しました。
「なんなの!」
どういうこと? 疎開って あれだよね?
ハナって子のメッセージにも書いてあった気が
ピロン♪
『おかあーさーん! たすけてー!』
「あっ」
さっきの子だ!
『良かった! 無事だったんだね!』
『おねえさん おねえさん たすけて!』
なんとかして あげたいけど…
『今どこにいるの?』
『どこ…どこ…わかんないよ…ぐすん…』
『なにか無い? 目印になりそうなの』
『なにか? うーんと…うーんと…あっ
もう少しで国民学校に着きそうだったの』
「国民学校?」
なにそれ?
ピロン♪
『それでね 上から降ってきてね…
気付いたら動けなくなっちゃって…
ぐすん…お母さんに会いたいよ…』
「…」
どうしたらいいの…
まだ子供なのに…助けられないのかな




