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【詩集】Shangri-La

雪のディーゼルカー

作者: 野鶴善明

挿絵(By みてみん)



 雪のディーゼルカーに乗って

 あなたに逢いに行きたかった

 あなたの冷めた心を

 あたために行きたかった


 雪煙を上げながら

 白い渓谷を渡り

 雪に埋もれた峠を越え

 短いトンネルを幾つもくぐり抜け

 あなたの住む町へ


  恋は子供がするものなのよ

  あの日あなたは言った

  大人はなにをするものなの

  僕の問いに

  あなたは答えなかった


 あなたとふたりで

 大切にしたいものがあるのだと

 あなたとだけしか

 大切にできないものがあるのだと

 ただそれだけを

 伝えに行きたかった


 雪のディーゼルカーに乗って

 あなたに逢いに行きたかった

 大人になったあなたの心を

 あたために行きたかった



挿絵(By みてみん)


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― 新着の感想 ―
[一言] 哀しい愛の歌詞ですね。 写真見た瞬間、「お!」と思いました。 電車が好きなので〜。 詩は哀しい心情の背景と描かれていますが、雪と恋と電車──旅というキーワードはマッチングにも丁度いいですね。…
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